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株式会社リクルートマネジメントソリューションズ

【#02】「人材開発トレーナー」の仕事を知る

「個と組織」にフォーカスし、経営・人事課題の解決、事業・戦略の推進を支援するリクルートマネジメントソリューションズ。同社では、人と組織の潜在能力や可能性を引き出すための研修を提供する「人材開発トレーナー」が数多く活躍中です。今回、新たにトレーナーを募集するにあたり、2017年にトレーナーへの転身を決意した中村隆之氏に、転職までの過程を伺いました。また、約14年にわたってトレーナーとして活躍し続ける武井清泰氏に、トレーナーという仕事への想いについて語っていただきました。

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募集期間:2019年3月28日(木)〜 2019年4月24日(水)

本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも応募が可能です。

IT業界から「人材開発トレーナー」へ。一大転身を果たした理由

やりたいことを追い求めた30代

トレーナー/中村 隆之(写真右)

新たな道で、プロフェッショナルとして手に職をつけたい。そう思い、私は2017年11月にトレーナーへ転身しました。

それまで私が勤めていたのはIT業界。学生時代に読んだ『覇者の未来』(IDGコミュニケーションズ, 1997)という書籍で、時代の変革をリードしていくITに感銘を受けました。IT業界は、伝統的な企業が牽引していた社会を新興企業が塗り替えていく、まさに戦国絵巻。就職活動中は、そうした新しい世界で活躍したいと思い、大手ITソリューションプロバイダーにエンジニアとして入社しました。

仕事をおぼえ、お客様の課題解決に向けてシステムを開発する経験を積み重ねるなかで、今の仕事の枠を越えて、さらにITの可能性を感じたいと思い、やりたいことがスピーディーに実現できるITベンチャー企業に転職をしました。

そこでマネジメントの経験を積み、役員になってからは、部署間の連携や組織づくりに奔走するなかで、組織に一体感が生まれ、事業を成長させていく楽しさを知りました。その後、スタートアップ企業に移り、それまでの「1から10にする」仕事ではなく、「0を1にする」経験も積みました。資金繰りの苦しさもありましたが、事業を生み出す醍醐味を肌で感じました。

大企業、ベンチャー、そしてスタートアップと、さまざまな組織でやりたいことを追い求めて30代を過ごし、ふと自分の今後のキャリアについて立ち止まる瞬間がありました。これから自分がどのような道に進むべきかと模索しているなか、偶然「ビズリーチ」経由でトレーナーという仕事を知りました。過去に友人が仕事の悩みから亡くなった悲しい出来事や、気持ちが塞ぐような自身の苦しい経験を思い出し、「本来、仕事は楽しいはずなのに……」「個を生かすも殺すも組織なんだ」と憤りに近い感情が湧き出てきました。

説明会に参加し、選考が進むうちに、私が漠然と感じていた個や組織に対する想いがトレーナーの仕事につながるのではないかと思いました。思い返せば、私自身マネジメントのなかで「メンバーを支援したい。いきいきと働く人を増やしたい」という想いを大事にしてきたことに改めて気がつきました。また、手に職をつける個人事業主という働き方にも興味があり、転職意欲は高まっていきました。

徹底的に自分を見つめ直す期間

リクルートマネジメントソリューションズの選考のなかに、合宿選考というプロセスがあります。そこでは、研修の一部を体験するセッションが用意されており、自分が周囲からどのように見られているかなど、新しい気づきを得られる貴重な機会となりました。

一部とはいえ、研修を体験することで、私自身が純粋に受講者として「この会社の研修って楽しいな、学びが多いな」と思えることができました。合格の連絡をいただいたときには、新たなチャレンジへの気持ちは固まっていました。

リクルートマネジメントソリューションズのトレーナーは、個人事業主として契約を結んだのち、全員が約1年間の養成期間を経てデビューを迎えます。養成期間中はトレーナーとして必要な知識・スキル・スタンスをじっくり身につけていきます。

それまで、キャリアを積み上げ、前に進むことばかり意識していた私にとって、一度立ち止まって自分を振り返る時間はとても新鮮でした。自分の何気ない立ち居振る舞いや話し方が、周囲にどのような印象を与えるのか。トレーナーとして受講者の前に立つために、毎日、自分自身を客観的に見つめ直す努力が必要でした。苦しい時期もありましたが、一緒に成長していこうと思える同期がいたので、常に前向きな気持ちを保つことができました。

実際に研修を行うようになったいま、「場をつくる」ことがいかに難しいかを痛感しています。リクルートマネジメントソリューションズの研修では、受講者同士の相互作用を促進する「場づくり」を大切にしています。受講者が主役であり、トレーナーはあくまでも支援者です。理想的な「場づくり」をイメージして望んでも、「受講者はもっと話したかったのではないか」「あの瞬間に、どのような言葉をかけていたら、彼・彼女らの議論が活性化したのだろうか」となかなか思うとおりにはいきません。

研修は「人対人」。まさにトレーナー自身の人間性や受講者に対するスタンスがシビアに問われることになります。だからこそ、自分と徹底的に向き合い続けなければならない仕事であることを、日々強く感じています。

その一方、トレーナーの仕事ならではの醍醐味もあります。受講者たちの表情が明るくなり、目の輝きが変わる、新たな気づきを得る瞬間、そうした変化の場に立ち会えるのは、この仕事の大きな魅力だと思っています。「参加者同士でたくさん話ができたので、新しい気づきを得ることができました」というように、受講者から具体的なフィードバックをいただけるのもうれしいですね。

自分の子供たちに誇れる仕事

トレーナーとしてデビューしてから家族との向き合い方も変化しました。特に2人の子供たちに、自分の仕事についてよく話すようになりました。トレーナーという仕事は、子供でもイメージすることができます。「大人になっても悩むことはあるんだよ。その悩みを聞いて、一緒に解決して、たくさんの人たちを元気にする仕事だよ」「たとえば、学校の先生に近いかもしれないね」などと話すと、子供たちが私の仕事に興味を持つようになり、とても誇らしい気持ちになります。

時には「パパは優しい先生なの?」などと聞かれて、はっとさせられることもありますが、自分の仕事、つまり自分の生き方を、子供たちに誇りを持って伝えられるのは、トレーナーの魅力の一つだと感じています。

一度として同じ研修はない。だからその縁を大事に全力で臨む

自分の経験が全てに通じるわけではない

トレーナー/武井 清泰

私は2005年にトレーナーになるまで、リクルートを卒業後起業したのを皮切りに、学校法人や出版社など、さまざまな業種・職種・ポジションで仕事をしてきました。そのキャリアを通して求めていたことは、「自分を必要としてくれる場所」「自らの経験やアイデアを活かせること」そして「積み上がること」という観点でした。

トレーナーという仕事へキャリアチェンジした理由は、前職で湧いてきた「このままでいいのだろうか」という「心騒ぎ」と、その思いを払拭してくれるかもしれないこの仕事との「縁」でした。まさにタイミングです。トレーナーという存在はリクルート時代も知っていましたが、自分がその職に就くなど想像していませんでした。しかし、縁あってこの仕事の話を詳しく聞くと、私のキャリア選択の軸に合致していました。課長・部長・事業部長・経営者という私自身の経験や、そこでの成功・失敗、全てを糧にできるからこそ「自分が」やる意味があるかもしれないと思えました。

トレーナーとして確かな手ごたえを感じられるようになるまでは、「これを理解してもらわなければ」「この方向に議論が進まないとまずいな」といった思いから、議論の結論が出るのを待ちきれず誘導してみたり、「この辺で」と議論を打ち切ってみたり、ということもありました。そのたびに、自由でない自分と葛藤していました。

その結果、こちらから伝えることが多くなり、受講者自らが気づくことは少なかったのだと思います。

しかしこのような葛藤を重ねるなかで、人によってさまざまな経験をしており、その経験があるからこそ議論になり、その議論があるからこそ自分でも納得いく答えが出てくるのだと思えるようになりました。なぜなら自分がそうだからです。そうなると自然に受講者に対して「どのように考えているの?」「どうしてそう思ったの?」とフラットにきくことができるようになり、どんな議論をするか楽しめるようになりました。

そうした「受講者ファースト」の場をつくれるようになると、彼らの自発的な発言が圧倒的に増えていきました。議論の方向が途中でずれたとしても、受講者同士で軌道修正しながら、最後には目指していたゴールにしっかりとたどり着くのです。受講者たちが秘めるポテンシャルには、毎日のように驚かされます。受講者を信じきることで、トレーナーがいなくてもしっかりとゴールにたどり着く。こうなると受講者も私も幸せです。

事業が動き出すダイナミズム

トレーナーになり、今年で14年目。役員や部長クラスのマネジメント研修を軸に、複数の企業に継続的に研修を提供しています。

これだけ長くトレーナーの仕事を続けられているのは、一度として同じ場がないからこそ、難しくもありますが、飽きがこないからだと思います。担当する企業の事業の状況や対象者層によって、研修のゴールは異なります。事前に研修を通じてどのような状態を目指すのか、お客様や営業担当者と議論になるときもあります。そうやって描いたゴールに向かい、気持ち的には受講者の先輩や経営者になって研修の場に臨みます。まさに真剣勝負です。

任される現場での責任の重さと、目の前の受講者と真剣に向き合うことは緊張の連続ですが、トレーナーの立場から、受講者や組織の変化に接することができるのはやりがいでもあり、自分の存在価値を感じるベースでもあります。このバランスを楽しめればいいですよね。

一つの企業の経営層から新人若手層までの全階層を担当し、その組織を一気通貫でみることで、経営者がやりきれないところを支援する、あるいは代行する。これは私のこれまでのキャリアをすべて生かしきることでもあります。

自分のありかたを自分で決められる

私たちトレーナーは、個人事業主として働いています。毎日一人で研修の現場に向かい、その結果を自分で受け止めて次につなげていきます。日々のスケジュール管理をはじめ、自身のスキルアップもすべて自分次第。リクルートマネジメントソリューションズでは、スキルアップのための機会は提供されていますが、どう活用するかもその人次第です。トレーナーは一人でいる時間をどのように過ごすかが重要になる仕事だと思います。

トレーナー仲間たちとは、こうしたプロフェッショナルとしてのマインドを共有しているので、惜しみなく情報共有やアドバイスをし合いながらも、お互いの時間を尊重し、とてもいい距離感の関係を築いています。個人事業主のプロフェッショナル集団だからこそ、お互いの行動や考え方を束縛することはありません。ビジネスの世界において、こうした関係性はとても貴重でまれなものだと思います。

個人事業主として働くということは、自分のありかたを自分で決められるということです。トレーナーという仕事は、人の人生にかかわる覚悟が必要ですが、それだけ価値のある大事な仕事であると思います。何より自分をさらけ出す“個人”の仕事です。

【連載】「人材開発トレーナー」という生き方(全2回)の関連記事

リクルートマネジメントソリューションズは、「個と組織を生かす」をブランドスローガンに掲げ、企業の本質的な課題解決に伴走し、個と組織の健全な発展に貢献し続けてきました。

同社の中核事業であるトレーニングサービスは、「企業や組織の中で働く人が仕事にやりがいを持っていきいきと働く。そして、そのことで事業成果があがる」ということにこだわり続けています。その根底にあるのは、「一人ひとりの個性をあるがままに見つめ、発揮を促すことが組織の力になる」という同社の考え方です。

長年にわたり、多くの企業や組織に対して、さまざまな職種、役職、階層に対応した研修を提供し続けてきた同社では、人と組織の潜在能力や可能性を引き出す「人材開発トレーナー」が数多く活躍しています。

今回、新たにトレーナーの募集を行うにあたり、異業界・異業種からトレーナーとして第2のキャリアを選んだ3名のインタビュー記事を全2回にわたってお届けします。

【#01】個と組織を生かす――。「人材開発トレーナー」として歩む第2のキャリア

※本ページの求人の募集は終了しました。
はじめに、代表取締役社長の藤島敬太郎氏にリクルートマネジメントソリューションズが目指す「個と組織を生かす」というブランドスローガンの実現について語っていただきました。そして、大手食品メーカーにて10年以上キャリアを積んだ後、2016年に第2のキャリアをトレーナーとして歩むことを決めた江口直人氏に、転職に至るまでの過程を伺いました。

募集職種

  • 『個と組織』の力を引き出す人材開発トレーナー(研修講師)
    • 事業企画・事業統括 人材開発・人材育成・研修 講師・トレーナー
    • 東京都 神奈川県 埼玉県 千葉県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 兵庫県 滋賀県 奈良県

    ■□■弊社トレーナーは、30代後半~40代で異業界・業種からキャリアチェンジされた方々です■□■  ~年に1度の一斉選考がスタート 4月より説明会を開始します~ 【業務内容】 経営・人事課題の解決を支援する、『企業向け研修のトレーナー(講師)』 ・階層別研修から事業成果を上げる為の支援サービスまで、自社開発プログラムを中心に研修を実施 ・受講者の対象は、新入社員~経営層(但し、メインはミドルマネジメント層) ※研修当日の対応のみならず、弊社営業担当やコンサルタントとの協働(事前顧客ヒアリングから実施報告・提案等)も含まれます -業務の流れ(イメージ)- 1.課題の見立て ・営業担当と協働しながら、お客様のニーズ/課題を把握し、課題解決に向けた道筋を検討 2.施策の設計・実施 ・(事前準備) 営業担当と共に効果的な研修プログラム/ツールを企画・設計 ・(研修当日) 受講者と向き合い、対話しながら受講者の「気づき」を引き出す 3.効果の継続・可視化 ・お客様に対して研修成果報告と効果継続に向けた提案や新たな課題の擦り合せ 【企業情報】 1970年より最も重要な経営資産の一つである「人と組織」に焦点をあて、トレーニング(研修)、アセスメント・コンサルティングの3つの手法を用いて、企業が直面する人・組織課題の解決を支援している大手人材系総合企業グループのプロフェッショナルサービスファームです。 【今回の募集ポジションについて  ~人材開発トレーナー~  】 当社のトレーナーは、一般的な研修講師と異なり、単に知識・スキルを「教える」のではなく、受講者が自分で「気づく」、あるいは受講者の力を「引き出す」スタンスを大切にしています。 誰もが持っている可能性を引き出し、組織の力に変えていく、そして組織の力を事業成果につなげる…。 これこそが弊社トレーナーの使命であり、仕事の魅力・醍醐味です。 研修受講者は、新人から経営層まで幅広く、組織変革に向けて企業の全階層を対象に研修を実施する案件もあり、経営課題に取り組んでこられたご経験が活きます。 【過去_選考合格者の事例】 弊社選考では、ビジネスの最前線でのご経験を重視し、多くの方が講師・トレーナー未経験者です。 また出身の業界、製造業、サービス、IT、インフラ、アパレル、金融、コンサル、飲食、etcと様々です。 ただ、共通点として挙げられるのは、 「会社・組織の中で、いきいきと前向きに働く人を増やしたい」 「将来、自分の子供が就職活動する際に、魅力的な企業が溢れる日本にしたい」 「事業成長のために必要な人・組織課題をその道のプロのとして取り組み続けたい」 「一つの専門領域を極めてみたい」 という熱い想いを持っている点です。 もしこのような想いをお持ちであれば是非、応募をお待ちしています。 ※契約時期は2019年10月1日~を予定しております。 ※年に一度の一斉選考形式となっております。 ※書類選考の結果のご連絡に2週間程度お時間をいただく場合がございます。