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デル株式会社

キーパーソンインタビュー

女性としてのキャリアの築き方や、ワーキングマザーとしていきいきと働くコツなど、働く女性のロールモデルになりうる方、もしくは女性が輝くための制度や施策を導入している人事担当者へのインタビューです。

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デル株式会社 Asia Operation Planning Demand Supply Team Director 寺元 佐和子

IT テクノロジーを活用し、
多様な働き方を追求

性別、年次に関わらずチャンスは平等に与えられる

寺元 佐和子 Asia Operation Planning
Demand Supply Team Director

デル株式会社

デル株式会社

企業概要

現会長兼CEOのマイケル・デルが、1984年に大学寮の一室で立ち上げたDell Inc.。33年たった今、世界180カ国以上に拠点を持ち、約11万人の従業員が働く、世界有数のITソリューションカンパニーとして躍進を続けています。パソコンのみならず、サーバー、ストレージ、ネットワークなどのITインフラ全般をエンドツーエンドでソリューションとして提供。ITテクノロジーを活用した働き方の多様性も発信しています。

キーパーソン インタビュー

コマーシャルクライアント製品のサプライチェーン・マネジメントのアジア統括を任されており、日本、中国、マレーシア各国にメンバーを抱える寺元さん。グローバルな環境におけるマネジメントの難しさに苦労しながら、いかにチームビルディングを進めてきたのでしょうか。寺元さんのマネジメント観、デル株式会社で働く魅力について伺いました。

グローバルな環境に身を置こう。軽い気持ちで飛び込んだ

Q入社のきっかけと、これまで手掛けた仕事を教えてください。

1999年の入社までは、日系のPCメーカーで営業をしていました。たまたま、デルの元社員が多く、「私もグローバルな職場環境に飛び込んでみよう」と軽い気持ちで営業職に応募したら採用に。セールス・レプレゼンティティブ(内勤の営業)を2年間、中小企業向けの内勤営業部マネージャーを2年間経験しました。その後、営業経験を生かしてオペレーションの仕事に就きたいと、オーダーエントリーシステムをサポートするシステムコンフィグレーションのアナリストを経てサプライチェーンプランニングに異動。お客様にコミットした納期通りに製品を提供するべく、パーツレベルのForecastingから工場でのパーツの在庫レベルの管理までを行う部門です。

お客様への商品供給をスムーズに行いながらも、旧製品の在庫をいかに余らせることなく新製品へ移行できるか。この時、具体的な数字目標を設定し、余剰在庫ほぼゼロで達成できたことは、大きな自信になりました。

Qその後、活躍のフィールドがグローバルへと広がっていきます。キャリアのターニングポイントはいつでしたか。

2005年に、日本国内のサプライチェーン・オペレーション・プランニングチームに異動したときですね。お客様が求める商品を納期通りにきちんと納品するために、いちプロダクトの責任者として日本をリードする役割を任されました。07年には、その組織がアジア統括チームへレポートすることになり、日本人メンバーの他、中国、マレーシアのメンバーをマネジメントするという、新しいミッションがスタートしました。言語の壁、物理的な距離の壁に四苦八苦しながら、なんとかチーム運営を進め、それがアジアパシフィックを統括する今のポジションへとつながっていきました。現在は、国内のサプライチェーンに関する案件やトラブル対応の責任者であり、アジアパシフィック内で担当プロダクト案件が発生した際の責任者でもあるという、「二足のわらじ」をはいています。

地道なコミュニケーションを重ねることが、チーム力を高める一番の近道

Q国内外のメンバーのマネジメントにおいて、どのような苦労を乗り越え、チームビルディングを進めたのでしょうか。

最初は遠隔でのマネジメントに慣れず、コミュニケーション不足からチームの一体感もほとんどありませんでした。まずは、メンバーを理解することから始めようと、電話、SNSツール(Lyncなど)などを最大限活用し、週に1回はメンバーとの1on1(1対 1の面談)を設定。それぞれが、将来どんなキャリアを築きたいのか、どんな働き方をしたいのかわかると、「マネジメントがしたいなら、今のうちにこんなスキルを身につけておくといい」などと具体的なアドバイスができるようになり、仕事へのモチベーションアップに結び付けられます。

マネージャーとメンバー間で意思疎通がうまくいかない原因の多くは、メンバーへの期待値を共有していないことにあります。「あなたには、この仕事をこの期間にこのレベルまでやってほしい」といった期待値を伝えれば、その後の評価フィードバックの際も、判断基準が明確になります。そういった細かなコミュニケーションに気を配りました。また、チーム内の情報共有のため、チーム内の情報管理を徹底しました。いいナレッジや成果は、チーム全員と共有してきちんと評価することが大切です。ワーキングマザーの多いチームなので、仕事の進捗を把握し、お互いにフォローし合えるバックアップ体制づくりにも注力。地道な改善を重ね、今では、メンバー一人ひとりが自立的に動けるチームになっています。

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