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アマゾンジャパン株式会社

キーパーソンインタビュー

女性としてのキャリアの築き方や、ワーキングマザーとしていきいきと働くコツなど、働く女性のロールモデルになりうる方、もしくは女性が輝くための制度や施策を導入している人事担当者へのインタビューです。

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固定概念にとらわれない、革新と創造の追求 進化をやめないアマゾンの強さの理由とは

固定概念にとらわれない
革新と創造の追求

進化をやめないアマゾンの強さの理由とは

渡辺朱美 ライフ&レジャー事業本部
統括事業本部長 バイスプレジデント
荒川みず恵 セラーサービス事業本部
パートナー営業部 部長

アマゾンジャパン合同会社

アマゾンジャパン株式会社

企業概要

「地球上で最も豊富な品揃え」そして「地球上で最もお客様を大切にする企業であること」という企業ビジョンを掲げるAmazon.com。1995年に書籍販売サイトとして誕生し、今では家電や玩具、衣料品や食料品など幅広いジャンルの商品を販売。世界14ヶ国にてECサイトを展開する世界的なリーディングカンパニーへと成長を遂げています。アマゾン ジャパンは、2000年の設立以来「品揃え、低価格、利便性」を追求し続け、その結果、「Amazon.co.jp」の取扱アイテムは2億種類以上という国内最大級のEコマースサイトへと進化を続けています。

キーパーソン インタビュー

年齢や性別、国籍にとらわれず、“自分らしく働く”を実現できる会社、アマゾン ジャパン。一人ひとりがリーダーであるという風土の中、パフォーマンスを最大限に発揮して活躍しているお二人に、アマゾンで働く魅力やおもしろさ、仕事観を伺いました。

アマゾンの価値観「14の行動指針」に魅せられて

Qこれまでの職歴と、アマゾン ジャパンに入社したきっかけを教えてください。

インタビューに答える渡辺氏、入社のきっかけ

渡辺:1年前に入社するまでは長くIT業界で、開発エンジニアから営業部長、事業部長、社長まで経験してきました。外資系にいたので、製品開発エンジニアのときは世界各国の文化や価値観が違うメンバーとコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進める難しさと面白さを経験し、事業部長や社長というポジションでは、企業が成長していく上で、社員と同じ価値観を共有することがいかに重要なのかを学びました。それらの経験は、今の仕事に全て役立っています。

アマゾンへの入社を決めたのは、「Our Leadership Principles」(以下OLP)という、全社員が大切にすべきアマゾンの14個の行動指針を知ったことがきっかけです。“チームを持つマネージャーであるかどうかにかかわらず、アマゾンでは全員がリーダーである”という思いに基づいた14項目に、「この価値観を大切にしている場所で働きたい」と強く思いました。

例えば、“何よりもカスタマーを中心に考え、カスタマーから信頼を獲得し維持するために全力を尽くすべきだ”という「Customer Obsession」(カスタマー・オブセッション)や、“イノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、常にシンプルな方法を模索する”という「Invent&Simplify」(インベント・アンド・シンプリファイ)など、OLPには、それまで社長としてまた事業部長として、常に社員に伝えていたことが、すべて詰まっていました。

荒川:私はアマゾンに入社して8年目になりますが、それまでもインターネットビジネスにはずっと関わってきました。新卒で入社したのは、オンライン広告を配信する会社で、アメリカに本社を持つ企業の日本支社でした。その後、経営を勉強するために経営コンサルティングの会社に転職し、オンラインマーケティング戦略を担当。Eコマースなどオンラインで商品を販売したい日本企業のビジネス支援をしていました。

アマゾンに入社するきっかけは、すでにアマゾンで働いていた友人に「あなたのキャリアがとても求められている」と言われたからです。半信半疑で面接に行くと、日本で立ち上げるビジネスがたくさんあることが分かり、魅力を感じましたね。オファーをもらったのは日本初となるポジションでしたが、それまでのオンラインマーケティングの知識と、コンサルティング会社で培ってきた経営視点の両方が活かせるのではないかと思い、飛び込んでみようと決めました。

一人ひとりにオーナーシップが求められる、寛容でオープンな風土

Q実際に入社して感じたアマゾン ジャパンの魅力や働きやすさを教えてください。

渡辺:入社して驚いたのは、CEOやマネジメントだけでなく全ての社員まで全員にOLPの行動指針が共有されていたこと。実務レベルで共通の価値観になっていて、毎日の会話の中でも出てくるのです。「それはバイアス・フォー・アクションが足りないから、もう少しクイックに動こう」といったように。
企業の価値観と社員の価値観が一致していることは、会社が成長していく上で必要不可欠です。社員一人ひとりがどんなに優秀でも、目指す方向が違うとバラバラになってしまい、せっかくの力が発揮されなくなってしまう。アマゾンに入り、想像以上に価値観が浸透していることに、驚くと同時に心から感激しましたね。

現在所属しているライフ&レジャー事業本部は、車やアウトドアスポーツ、おもちゃ、ホビー、DIYなど、文字通り「ライフ」「レジャー」に関わるあらゆるものを扱っています。小売りなので、主な仕事はメーカーから仕入れて値付けし、ストックして売ること。今日のアクションが翌日の手ごたえになるなど、毎日・毎時間、状況が変わるアマゾンならではのスピード感にはやりがいを感じています。

インタビューに答える荒川氏、アマゾンの魅力

荒川:魅力に感じているのは、一人ひとりにオーナーシップが求められていることです。入社当時、シアトルにいた上司にも「アマゾンでは社員みんながリーダーなのだから、やりたいことは遠慮せず、前に出て言いなさい」と繰り返し言われましたし、実際に入社後すぐに会議に出席させてもらい、意見を求められました。

当時から、「フルフィルメントBy Amazon」という、アマゾンの倉庫で出品企業の商品をお預かりし保管し、注文が入り次第そこから出荷するというサービスの展開に携わっていたのですが、最初は専任の営業がいませんでした。物流サービスには一定の専門知識が必要なので、専任の営業チームを作った方がいいのではないかと考え、マネジメントに提案したところ「では、あなたが作りなさい」と、即答。そこでチームを作って翌月から始動することになったのです。手をあげたことに対して寛容でオープンな風土は、いまも変わりません。

また、発案から実行までのスピードの早さは、カスタマーへの対応という点でも存分に発揮されています。商品に問題があった場合は、倉庫に連絡して状況に応じ出荷を止めるなど、社内の連携システムが整備されています。「こうした方がいい」「もっと改善すべきではないか」といった意見をそのままにしておかないところは、アマゾンの大きな強みであり、魅力だと思いますね。

それからアマゾンでは、性別や年齢、国籍が話題にあがらないくらい、ごく自然に多様化が進んでいます。私もオフィス内にどれくらい多様な国籍の方が働いているのか分からないほど。だからこそ、プライベートと仕事のバランスはすべて個人の裁量に任されていて、それぞれが大切にしている文化・価値観に沿って働き方を選んでいます。パフォーマンスに対する評価はシビアですが、裁量権が大きいからこそ、個人の成長度や仕事に対する満足度は高いと感じています。

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