当社の強みは何といってもテクノロジーにあります。1995年に旅行業界でいち早くオンラインサービスを開始し、今、世界7都市で4,000名のエンジニアを雇用してテクノロジーと旅行の融合を進めています。ホテル、フライト、レンタカーなど、あらゆる旅行商品のフルパッケージをワンストップで提供するということは、当社が最先端テクノロジーカンパニーだからこそ実現可能なのです。

旅行のデジタルプラットフォームとして豊富なデータを有する点も、オンラインならではの当社の強みです。サービスを活用いただいている施設にデータに基づく分析資料や長年弊社が培ったノウハウに基づいたサポートを提供することで、施設は競合に対してサービスの優位性を持つことができます。

オンラインと一口に言っても、近年はPC、モバイル、タブレットなどマルチデバイス化が進み、それぞれに最適化したサービスが求められています。日本のエクスペディアでは、旅行商品の検索は65％がモバイルから行われていますので、モバイルからのユーザビリティーを向上させるためのシステム開発を重点的に進めています。

強みであるテクノロジーを駆使して、当社は現在、世界70カ国以上（38言語）で150を超えるWebサイトを展開しています。なかでも成長著しいのがAPAC（アジア太平洋地域）の市場です。ここ2～3年で年間旅行取扱額がアメリカ、ヨーロッパを抜き、今後もさらなる成長が見込まれています。そして、このAPAC市場の4分の1を占めるのが日本です。2020年に東京オリンピック開催を控えていることもあって、海外からのお客様はますます増えていくことでしょう。

私は、APAC市場ホテル向け営業組織のトップに就任後、あらためて日本を巡ってみて、地方へ行けば行くほど魅力的な場所に出合えると実感しました。これからはこの「知られざる日本」にもっと注目し、世界中へ発信していきたいと考えています。ただ、地方にいくほどインバウンドの受け入れに壁がありますので、そこを当社がサポートします。都市でも地方でも、海外からのお客様を一人でも多く迎えるために送客のお手伝いをしていきます。

そのためには、日本の魅力を世界へ届けることに情熱を傾けられる仲間がもっと必要です。世界中から大きな期待が寄せられる日本の旅行市場を、私たちと一緒に盛り上げていきましょう。