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転職文化のない日系企業から飛び出し、外資系企業へ

波田野氏(仮名/男性/30代)

DATA

前職 日系大手食品メーカー 情報システム / 年収690万円
活動期間 約4ヶ月
ヘッドハンター面接数 6人
応募求人数 50社
面談社数 20社
内定数 3社

現職

外資系大手ITコンサルティング会社 ITコンサルタント 年収900万円

波田野氏は、日系大手食品メーカーに新卒で入社。物流部門を見て回った後、情報システム部に配属され、アプリケーション管理に従事。7年後、グループ会社の統合・事業再編が行われ、インフラを管理する部署に異動、社内のインフラを統合することに。このインフラ統合が一段落したところで、転職活動を開始する。今後は今までの経験を生かし、外資系企業でITコンサルタントとして企業をサポートする仕事に挑戦する波田野氏に、転職成功の秘訣を伺った。

転職理由

裁量権のない部署への異動。仕事の面白みが半減し、モチベーションが低下

波田野氏は、大学卒業後に日系大手食品メーカーに入社。最初の1年は新人研修として物流部門を見て回り、2年目からは本配属として情報システム部で全国40~50拠点における物流に関するアプリケーションの管理に従事した。同部署では裁量権もあり、社内でどのようなアプリケーションを使用するか、どのような改修をするかなどを部内で決めていた。

アプリケーション部門で経験を積み、7年がたったころ、グループ会社の統合・事業再編があり、波田野氏はインフラ管理の部署へと異動になる。これまで別々のシステムを使用していた2社のインフラを統合していく仕事だ。インフラの統合はコスト削減につながり、会社に貢献できる仕事だが、両社とも規模が大きく、歴史もあるので、統合される会社にはなかなか納得してもらえない。長年使われてきた仕組みを変えるというのは難しく、ときには現場からの反発を買うこともあった。

インフラの統合は、劇的な効果が出るようなものではないので、統合される側が拒む気持ちも波田野氏は十分理解していた。それだけに、納得してもらえるような説明をするのは一苦労だった。「インフラの統合はトップダウンの形で決まったものなので、仕事は進めていかなければなりません。また、統合前、アプリケーション部門にいたころは、会社からある程度仕事を任せてもらっていたのですが、インフラ部門ではまったく裁量権がなく、単に作業をしているという感じでした。仕事の面白みが半減し、どんどんモチベーションが下がってしまいました」

さらに、会社の統合後から厳しさが増したコスト管理もモチベーション低下の要因となった。まずは本社のインフラ統合だが、これが終わればグループ会社のインフラ統合が始まる。また同じ作業の繰り返しだ。本社のインフラ改修のめどが立ったころ、中途採用もリストラもなく、“転職する”という考えがほとんどない日系の大手企業からの転職を、本格的に検討し始めた。

ビズリーチで出会った求人、ヘッドハンター

初めての転職活動は、ヘッドハンターからのアドバイスが味方に。

転職活動を始めるにあたり、まずは転職サイトを検索。最初に気になったのがビズリーチだった。登録すると、すぐにスカウトが届いた。スカウトは全部で150~200通ほどで、企業から直接送られてきたスカウトもあったが、ヘッドハンターからのスカウトもあった。具体的な求人情報が書かれていて、話がしやすそうだと感じた5人のヘッドハンターに会いに行った。そこでアドバイスされたのは、少しでも興味を持ったら応募してみるということ。波田野氏は、50社ほどに応募し、20社の面接を受けた。

そのほかにも、ヘッドハンターからはさまざまなアドバイスをもらったという。例えば、職務経歴書では自分のアピールポイントの見せ方が大切だということを教わった。効果的にアピールするにはまず、自分の短所を箇条書きでいくつも書き出す。長所は、実は短所の裏返し。短所を知ることで、長所を知り、自分自身の理解につながるのだ。さらに、面接を想定して、自分の長所や短所をわかりやすくアピールできているかなどをヘッドハンターにチェックしてもらった。「曖昧な答え方では、面接は通過できません。ヘッドハンターからの見え方は面接官からの見え方と同じなのです」

また面接に際しては、ヘッドハンターから事前に面接官がどういう人なのかを教えてもらったという。「この会社の面接官は言葉がきついですとか、見た目によらず優しいですとか、圧迫ぎみの面接をする人ですとか。また、面接官のポジションや経歴を教えてくれることもありました。面接官について事前に知っていると、落ち着いて面接に臨めます。そして、ヘッドハンターからは面接で私からも面接官に質問をするように言われていたので、面接官がどのような人なのかを知っているとイメージがしやすく、質問を考えやすかったです」

転職成功の鍵

転職活動はヘッドハンターのアドバイスを受け入れ、諦めないことが大切

今回、転職が決まったのはコンサルティングの会社だ。転職活動を始めた当初は、それまでの経験を生かし、社内SEの仕事を考えていた。しかし、転職活動を行ううちに、ITコンサルタントの仕事も視野に入れるように。これは、ヘッドハンターや、意外にもSEの職種で応募していた企業の面接官からの勧めだった。

「今回の転職活動は大きく2つに分けられると考えています。前半はユーザー数の多い、ある程度規模の大きい会社で社内SEとして働きたいと考えていました。転職活動をしていくうちに、アプリケーションとインフラの両方を経験しているのだからITコンサルタントの仕事もできるのではないかという助言があり、次第にITコンサルタントの仕事も考えるようになりました。実際、社内SEで応募した会社は最終面接まで進んだものの、内定には至らず、そんなころに今回内定をもらった企業から直接スカウトが届きました。後半の転職活動は、ITコンサルタントの仕事を中心に応募しました。転職活動は、諦めないことが大切ですね」

内定が出るまでに面接は3回行われた。「最後は、上司となる方と今後一緒に仕事をする同僚との面接がありました。同僚からは仕事上で苦労した経験を語ってもらえ、アドバイスをいただきました。事前に苦労する部分を教えてもらえたことで、会社への信頼感や安心感へとつながりました」

今後、波田野氏は化学系製造業のコンサルティングを行う予定だ。企業側は、波田野氏がアプリケーションとインフラの両方を経験していたことを高く評価しており、年収は3割ほどアップ。「新たな業界でチャレンジすることになりますが、食品で培った経験も生かしつつ、いろいろな企業を見て、たくさんのシステム系、管理系の人たちと話し、もっと視野を広げたいと考えています」

ビズリーチより

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