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平均年収1060万円のビジネスウーマンに、安倍内閣「女性活躍」政策についてアンケート

株式会社ビズリーチ 2013年10月10日

平均年収1060万円のビジネスウーマンに、安倍内閣「女性活躍」政策についてアンケート
女性の8割が「女性役員登用」に賛成
「育児休業3年」には6割が反対

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会員制の転職サイト「ビズリーチ」などインターネット事業を企画・運営する株式会社ビズリーチ(所在地:東京都 渋谷区 代表取締役:南 壮一郎)は、ビズリーチ会員である女性のビジネスパーソン463人に、安倍内閣が掲げる女性活躍政策に関してアンケートを実施しました (回答者は平均年収1060万円、平均年齢43歳女性ビジネスパーソン)。 その結果、8割が「上場企業における女性役員の登」に賛成し、6割以上の女性が自ら役員になりたいと考えていることが分かりました。一方、「育児休業3年促進」については、6割が反対で、反対者の8割が「育休期間延⻑よりも、保育所の充実や就業時間の短縮を優先すべき」と答え、全体の7割が「仕事をしながら出産・育児することに不安がある」ことがわかりました。

ビジネスウーマンの8割が「上場企業の女性役員登用に賛成

Q:安倍首相が目標に掲げる
「全上場企業に女性役員1人以上を」に賛成ですか。
賛成 80%
反対 20%

賛成理由の6割は「有能な人材を生かしきれていないから」

Q:賛成の理由お答えください。
(※複数回答可、上記質問で「賛成」と回答した人に質問)
有能な人材を生かしきれていないから 61%
日本は女性管理職比率が圧倒的に低いから 53%
多様な働き方が促進され、結果として労働環境が改善するから 53%
女性枠を設けなければ活躍の場が生まれないから 43%
その他 12%

6割が「役員になりたい」

Q:あなたはいつか役員になりたいですか。
役員になりたい 61%
役員になりたくない 33%
すでに役員 6%

「育児休業3年推進」については6割が反対

Q:女性の活躍を推進するための施策の一つとして、
安倍首相が提唱する「育児休業3年推進」に賛成ですか。
賛成 36%
反対 64%

反対者の8割が「育休期間延長よりも、保育所の充実などを優先すべき」と回答

Q:あなたが反対する理由は何ですか。
(※複数回答可、上記質問で「反対」と回答した人に質問)
育休期間延長よりも、保育所の充実や就業時間の短縮を優先すべき 77%
3年もブランクがあっては復帰が難しいのではないか 62%
キャリアを望む女性にとって3年は長く、利用する人が少ないのではないか 60%
3年もブランクがあると働く意欲を失ったり、特定の部署に配属され、復帰後に辞めてしまう問題があるため 50%
女性の採用を控える企業が増えるのではないか 45%
その他 25%

7割は「仕事をしながら出産・育児することに不安」

Q:仕事をしながら出産・育児することについて不安はありますか。
不安がある 69%
不安はない 31%

仕事をしながら出産・育児をすることへの不安理由は「キャリアへの影響」

Q:どのようなことに不安ですか。
(※複数回答可、上記質問で「不安」と回答した人に質問)
キャリアへの影響 71%
保育所や育児手当など国の制度が十分でない 69%
時期やタイミング 60%
自由な時間がなくなる 43%
会社の育児制度が整っていない 42%
その他 12%

6割が、「女性を管理職に登用する制度がない」

Q:これまで在籍された会社で、女性を一定の割合で管理職に登用する制度がある、 もしくはそういった不文律がある会社はありましたでしょうか。
制度がある 34%
制度がない 66%

「制度活用でまずは前例づくり」「女性自身の意識向上も必要」

Q:そういった制度もしくは不文律が存在することについて、どうお考えですか。(※主な自由回答をそのまま抜粋)

  • まずは前例をつくって、⼥性が管理職にいる環境に慣れる必要がある。女性が管理職にいることが普通になった後に、女性も適正に能力で登用されるようにしたらいいと思う。(40代・マスコミ)
  • 制度があっても会社の理念が追い付いていないと運用結果はでない。また制度のおかげで女性が出世しても長続きしない。制度のある会社ほど女性のコーチングや教育を徹底する必要がある。(50代・メーカー)
  • 女性自身の力ではなく、会社のイメージで女性を登用しようとしている気がする。一定の割合は必要ない(50代・メーカー)
  • 無理やり管理職にしても、本人の自覚がなければ意味がない。(40代・金融コンサル)
  • 女性だからということで一定割合登用されても周りの信頼が得られない等のデメリットもある。(50代・メーカー(消費財・その他)
  • 若い働く女性に希望を与える。女性ならではの視点を会社に反映できる。(40代・IT業界)
  • 女性視点でのアイディアが⽣まれる。社員活性や福利厚生について新制度を作ることができた。(40代・IT業界)
  • 女性も昇進できるというある程度の希望が持てる。(30代・消費財メーカー)

株式会社ビズリーチ代表取締役の南壮一郎コメント

株式会社ビズリーチ代表取締役の南壮一郎

「安倍政権の成長戦略の一つつである、女性の活躍についてビジネスウーマンにアンケートしたところ、6割が『役員になりたい』と答え、女性役員登用については8割が賛同し、キャリアアップに意欲を持つ女性が多いことがわかりました。しかしその一方で、育児休業3年については6割が反対で、その8割が『育休期間延⻑よりも、保育所の充実や就業時間の短縮を優先すべき』という結果でした。この背景には、7割が『仕事をしながら出産・育児することについて不安』であり、『3年もブランクがあっては復帰が難しいのではないか』『特定の部署に配属され、復帰後に辞めてしまう問題がある』など、3年後に復帰した時の不安が多く挙げられています。安倍内閣は、育児休業3年を推進していますが、ビジネスウーマンの声を代弁すると、女性が活躍するためには、3年の育休よりも、出産後に早期復帰可能なバックアップの制度や設備づくりを優先すべきではないでしょうか」

【以下のご取材も可能です。お気軽にお申し付けください】

  • ※回答された女性会員の方に電話またはお会いしてご取材いただけます。
  • ※代表へ本件についてインタビューしていただくことも可能です。

【調査概要】

実施期間 2013年7月22〜7月25日
対象 ビズリーチ会員のビジネスパーソン:463名
年齢 20代 4%、30代 25%、40代 49%、50代 20%、60歳以上 2%

株式会社ビズリーチについて

インターネットサービスを企画・運営。日本最大級の会員制転職サイト「ビズリーチ」を2009年4月にグランドオープン(http://www.bizreach.jp/)。2012年10月に、「ビスリーチ」のアジア版「RegionUP」(リージョンアップ/https://www.regionup.com/)を、2013年5月にはIT・Webエンジニアのコラボレーションツール「codebreak;」(コードブレイク/http://www.codebreak.com/)をグランドオープン。

本件のお問い合わせ先

株式会社ビズリーチ
広報担当 田澤玲子、寛司(ひろし)絢子、伊藤綾
TEL:
03-6450-5166
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