昨今の円安の影響により海外からのお客様が増え、また日本企業のビジネスパーソンも活発に動いていることから、業界全体に追い風が吹いているビジネスホテル業界。その中でも東横インは、リピーターの多さを強みに、好調な業績を維持しています。有料の会員制度（2015年7月末現在、約350万人）を設けているのですが、昨年、会員の再宿泊率は6割を超えました。まさに、リピーターに支えられて成長を続けてきたと言えるでしょう。そんな当社の目標は、積極的な海外展開です。特に、超高級ホテルと安宿の中間にあたるホテルが存在しない発展途上国には、東横インが入っていく余地は十分ありますし、先進国についても、日本のおもてなしは通用するはずです。私たち東横インの「清潔・安心・値ごろ感」のある宿泊提供により、世界中で人々の往来をサポートしたいと考えています。

3年前、私が社長に就任したとき3つの目標を掲げました。1つ目は日本一女性が働きがいのある職場をつくること。2つ目は、これからの30年で50万室をつくること。そして3つ目は、社会で尊敬される会社になることです。創業者の夢は、“トーヨコ（1045）”にかけて、世界で1045万室をつくることでした。その実現のためにも、私の代で海外進出を加速させ、総客室数を現在の約5万室の10倍である50万室にしたいと考えています。

活躍の場は世界へ。ホテルを開業へと導く「責任者」

総客室数を増やすために必要不可欠となるのが、今回募集する新規ホテル開業を一手に担う立上責任者です。一つの物件の責任者として、図面から家具や備品の必要数を拾い出して地元業者を選定し、地元の人材採用や広告宣伝の企画も手がけつつ、最終的には役所から営業許可を取得するまで、一つのホテルを形にしてオープンするまでの工程をすべてお任せします。途中、さまざまな場面で支配人・他部署・グループ会社の協力をあおぎ、決断を繰り返しながら、ヒト・モノをそろえてください。責任やプレッシャーの大きいポジションですが、そのぶん、想像を超える達成感を味わえるでしょう。

また、東横インは世界中でホテルを開業しようとしているので、活躍の場は世界に広がっています。物品はできるだけ現地で調達し、法律・習慣の違いを学び、そのノウハウをためていくことで、東横インのさらなる成長を実現させてください。無事にオープン日を迎えたら、そこからの運営は支配人にバトンタッチしますが、オープンから4日後、1カ月後、3カ月後、1年後に定期訪問する機会がありますので、あなたのつくったホテルがお客様や支配人はじめホテルスタッフにとって使い勝手の良い建物になっていたかどうか検証し、次に生かしてください。

まさに、「立上責任者」と呼べるこのポジションは、とにかく手がける仕事の幅が広いのが特徴です。ですから、今までの経験を試したい、キャリア価値を高めたい、新しいことにチャレンジしたいと思う方には、とてもエキサイティングで貴重な経験になることを保証します。

こまやかな心配りでお客様の心をつかむ「女将」の存在

「東横INN」を運営しているのは、「女将」と呼ばれる支配人。女性ならではの、こまやかな心配りと清潔な客室でお客様の心をつかみ、一度来てくださった方が次もまた来てくださるようなホテルづくりに取り組んでいます。

また、社内意識調査を実施した結果、従業員の満足度が高く、支配人においては大半が満足していると回答しました。サービス業の中でも離職率が低いのが特徴です。実際にホテルは、支配人を中心にまとまり、まるでひとつの家族のようです。特にホテル一棟の経営者であるという考えと強い信念を持ち、支配人はあたたかくも厳しくスタッフを指導することで強固なチームワークを築き、お客様に愛されるホテルを運営しています。なかには、20年以上続けている60代現役支配人も。今回は支配人も同時募集いたしますので、ぜひ働きがいのあるポジションで新しいキャリアに挑戦しませんか？