世界中のスマートフォンゲームユーザーをつなげたい――。
私たちKamcordは、多くのスマートフォンゲームユーザーが抱いたであろう願望からスタートしました。当時、そのようなサービスは世の中に“ありそうで”なかったこと。加えて、ゲーム会社がそうした機能を必要としていたこともあり、世界初の「スマートフォンゲームプレイ動画共有サービス」を思いついたのです。

私たちのプロダクトは2つあります。1つは、ゲーム開発会社向けのSDK（ソフトウェア開発キット）です。これをゲームに組み込むだけで、ゲームユーザーはボタンひとつで簡単にプレイ中のゲームを録画でき、さらにその動画を「niconico」や「Facebook」「YouTube」などにシェアできます。

世界で2億回以上ダウンロードされた「My Talking Tom」というペット育成ゲームは、私たちの録画機能を導入し、ユーザー同士がインタラクティブにつながったことで爆発的に広まりました。SDKをリリースしてもうじき3年になりますが、すでに500タイトルのゲームに導入され、現在さらに伸び続けています。

もう1つは、録画されたゲームプレイ動画を見られるアプリ「Kamcord」です。YouTubeをイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、ただ視聴するだけでなく、動画にコメントしたり、気になるユーザーをフォローしたり、気に入ったゲームのダウンロードもできる、スマートフォンゲーム特化型のソーシャルネットワーク機能を備えています。

例えば、1,000人のフォロワーを持つユーザーが新しいゲームのプレイ動画をシェアしたら、そのゲームは一気に1,000人へ拡散し、気に入ってもらえたらダウンロードされます。この影響力こそ、私たちのサービスの大きな強みです。ユーザーを増やしてさらに影響力を大きくし、Kamcordをゲーム好きにとってなくてはならない世界的プラットフォームに育てたいと考えています。

当社はビジネスアイデアの段階でアメリカのベンチャーキャピタルから資金調達し、2014年5月には、DeNAやKLabといった日本のゲーム開発会社から、12月にはガンホーをはじめとするゲーム会社などからさらに追加で資金調達をしました。「ゲーム会社も待ち望んでいた世界初のサービス」という期待を一身に背負い、ゲームの新しい価値や楽しみ方を世界中に広げていく唯一無二の存在として、今後も拡大を続けたいと考えています。

今回立ち上げた日本支社は、その第一歩となる当社初の海外拠点です。スマートフォンゲームの常識を変える新サービスの開発と普及という、私たちの志に共感し、共に成長できる仲間を探しています。