1965年に日本で初めて医薬品の国内マーケットデータ「医薬品市場統計」を創刊し、その後も医療現場で実際に行われている医師の「処方動向」や、製薬企業・医薬品卸各社の「訪問・宣伝状況」など、半世紀以上にわたって、医薬品に関する膨大なデータをまとめ上げてきたIMS Japan。多種多様な医療関連情報をはじめ、ライフサイエンス業界に特化したITソリューションや、お客様の個別ニーズに即したコンサルティングサービスの提供を通じて、多くの新事業創出を支援。医療を取り巻く環境の変化に対応した、課題解決をお手伝いしてきました。

IMSは医薬品卸、保険・調剤薬局、医療施設などから膨大な情報を独自に収集。そこから市場の実像を浮かび上がらせ、医療業界が抱えるさまざまな課題を解決に導いてきました。IMSが保有、提供する膨大なマーケットデータは、日本の医薬品市場のほぼ全てをカバーしている、半世紀以上にわたり積み重ねてきた比類ないものといっても過言ではありません。

例えば、IMSが提供しているサービスの一つに「Real-World Data Consulting」があります。Real-World Data（以下RWD）とは匿名化された患者の治療概要が記録されたデータベースであり、不明瞭だった事象も明確に数値化できるようにしたものです。海外では既にRWDが積極的に活用されており、国内外のデータを組み合わせることで、精度の高い戦略策定が可能になると見込まれています。グローバルネットワークやリソースを駆使して多彩なコンサルティングを可能にしたり、RWDではない他のデータと組み合わせることによって多様な分析を可能としているのも、IMSだからこその強みです。