数字だけでは測れない、「人」を変えていくことの面白さ。
常に新しい発見と課題に出会う奥深さがあります

転職で私が重視したのは、「人に影響を与えられること」「日本企業を変えていけること」「しっかりとした企業理念があり、なおかつそれが社員に浸透していること」という3つの軸でした。グロービスは、教育を通して人と組織を変えていくことを目指している会社なので、まず事業内容に興味を持ちました。採用セミナーや面接を通して出会った社員の受け答えからも、各人の価値観や行動と企業理念がしっかり紐付いているのが感じられましたし、さらに社員が前向きで学ぶことに対して真摯であることや、アジアNo.1のビジネススクールを目指すスケール感などにも惹かれて、入社を決めました。

現在は人材組織変革コンサルタントとして、大手企業が抱える経営課題を「人」の観点から解決に導くソリューションを考案し、実行しています。課題解決のためのアプローチをクライアントの経営陣と共に徹底的に考え抜き、当社の教育コンテンツでその社員を「活きる人材」へと変えていくのが、私の使命です。

一般的に、経営コンサルティングは短期間のプロジェクトで成果を出したり、明確な数値目標を追いかけることを求められるとイメージされますが、人材組織変革コンサルティングは「人を変える」ことを目指していますので、自分がいくら努力しても、他人が変わらなければ成果になりません。効果を測りづらいゆえの難しさがありますが、だからこそ追求する面白さとやりがいがあると感じています。十人十色の組織のなかで一人ひとりの価値最大化を突き詰めていく作業には終わりがありません。ある意味、企業の経営者よりもその企業の社員や組織について深く考えていけるのは、この仕事の醍醐味ですね。

転職の際に重視した軸の一つに「日本企業を変えていけること」を挙げましたが、それは、かつて外資系大手消費財メーカーで海外駐在していたときに「日本企業のプレゼンスの弱さ」を痛烈に感じた経験からきています。当時は、この問題の原因は「人」ではなく「組織」にあると思っていましたが、実際は働く「人」が変われば、その「組織」も変わります。グロービスの一員として、「人」への教育を通して「日本企業の体質」を変え、日本経済の発展に貢献していきたいですね。

当社は経営大学院があることも強みです。私も働きながらMBAに通わせてもらっていて、そこで学んだものが仕事ですぐ使える環境にあるのはとても魅力的だと感じていますし、ゆくゆくは自分自身も講師となり、企業の課題解決のみならず、個々の人に直接関わっていける人間に成長したいと思っています。今回の公募で、お互いに成長を刺激し合えるような仲間が増えたらうれしいです。