「ふくおかフィナンシャルグループ（FFG）」の福岡銀行は、2017年に創業140周年を迎えます。グループ総資金額は個人預金・法人預金を中心に順調に増加し、12.7兆円を達成しています。厳しい状況の続く金融業界で好調を維持できるのは、長年培ってきた営業基盤があるのは当然ですが、何よりも「地域」と「お客様」のことを考え事業に取り組んでいるからだと考えます。

地方銀行の使命は地域活性化に貢献することです。お客様のニーズに合った金融商品の開発、創業支援や企業のサポートはもちろん、未来を先取りして事業を創出することで地域に活気が生まれ、それが地方創生につながると実感しています。具体的な事例として、福岡県糸島市と協定を結び、糸島市限定特別金利の住宅ローンの取り扱いを始めました。糸島市にある支店の店内で市の魅力をPRしたりすることで、地域との結びつきを深めています。

また、「地方銀行初」「九州初」の事業に取り組んでいます。農業や6次産業に注目してできた「FFG農業法人成長支援ファンド」「FFG農林漁業成長産業化支援ファンド」などがそれに当てはまりますが、九州の基幹産業の一つである農林水産業を成長産業と位置づけた政府の日本再興戦略を着実に実行するために取り組んでいます。このように時流を読み、ニーズを捉えた提案力を新たな事業に生かしています。

加えて、海外進出を考える地元企業との橋渡しにも積極的に取り組んでいます。福岡銀行の海外拠点を増やし、商談会や海外事業に関するさまざまな情報を提供しており、「いちばん身近な、いちばん頼れる、いちばん先を行く」銀行として、期待を超える提案を続けていきます。

CSR活動が盛んなのも特徴で、支店ごとに周辺の清掃活動を実施したり、地域行事やイベントに積極的に参加することで地元のためになる活動を行っています。