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静岡市役所

広報の司令塔と描く新たな静岡市の未来

静岡県の中部に位置し、都道府県庁所在地の市として日本最大の面積を誇る静岡市。ビジョンに掲げる「世界に輝く静岡」の実現に向けて、静岡市の魅力を世界に発信する「戦略広報監」を募集します。外部人材が持つ広報の力を使い、静岡市の新たなビジョンをどう描くのか。ビジョンの実現に向けた思いを交え、静岡市長の田辺信宏氏、市長公室の職員2名にお話を伺いました。

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募集期間:2019年10月17日(木)〜 2019年11月13日(水)

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企画×発信で引き出す静岡市の新たな魅力

静岡市長/田辺 信宏

──わさびの栽培や温泉などが有名な山間地域「オクシズ」や、数多くの魚介類が水揚げされる静岡市の前浜「しずまえ」など、自然豊かな静岡市ですが、産業や観光における市のビジョンなどはありますか。

私が2011年に就任した直後から「世界に輝く静岡」をビジョンに掲げ、その実現を目指しています。このビジョンは、私がイギリス留学中に現地の人から感じた、文化的に成熟した豊かな生き方を体現するもので、「市民それぞれが輝き、自分らしい人生を謳歌できる、世界に輝く静岡にする」という政治家を志した初心でもあります。

このビジョンを実現するため、ブランドイメージの確立の視点から、地域資源の見直しに力を入れ、言わずと知れた富士山や日本茶だけでなく、その他にも特産品の桜えびや徳川家康公ゆかりの駿府城など、多彩な地域資源のPRに力を入れてきました。

──ビジョン実現に向けて、具体的にどのような取り組みをされているのでしょうか。

2015~2022年の8年間の市政運営の基軸として、第3次静岡市総合計画(3次総)を設けています。そのなかの最優先政策として5大構想「歴史文化の拠点づくり」「海洋文化の拠点づくり」「教育文化の拠点づくり」「『健康長寿のまち』の推進」「『まちは劇場』の推進」があります。

5大構想は、いずれも国連が提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」につながっているのが特徴です。本年度から5大構想によって新たに生み出されていく価値を情報発信し、交流人口と定住人口の拡大に大きな弾みをつけたいと考えています。

──取り組みを進めるなかで、課題に感じていることはありますか。

社会トレンドの急速な変化や情報技術の進歩に対応した情報発信ができているとはいえない状況です。これまでは首都圏へのPRに特に力を入れてきましたが、既存の地域資源の認知拡大が中心で、静岡市の新たな魅力を発信することが課題となっていました。

また次のステップとして、静岡市に「認知や興味」がある人々を、「行動」に結びつける仕掛け・仕組みを企画することや、人々が愛着や誇り、感謝の気持ちを抱くなど、静岡市に対するロイヤルティーを高める事業の企画についても、大きな課題を感じています。

──市の魅力をより多くの方に届けるための情報発信力や企画力が必要なのですね。

スピード感をもって取り組むにつれ、市の組織課題として浮かび上がってきたのが情報発信力の不足です。市役所には約180の課があり、広報広聴主任者と呼ばれる情報発信の責任者を課長自らが担当しています。しかし、各課の発信力も部局間連携もノウハウが成熟しきれていません。

そこで「戦略広報監」のポジションで外部からの新しい風を吹き込み、情報発信力強化と職員のプロフェッショナル化に踏み切ることにしました。

静岡市を世界へPRする仕掛けづくりの先頭に

──戦略広報監と共に目指す静岡市の将来像についてお聞かせください。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」という山本五十六の格言があります。これを実践でき、専門力、感化力、教育力、そして人間力を兼ね備えた広報の司令塔になり得る人材であることが理想です。

ビジョンである「世界に輝く静岡」の実現に向けて、交流人口、定住人口の拡大に弾みをつけ、SDGs先進都市として、市民の一人一人が個性を発揮できるまちにしていきたい。その取り組みを広く市民や市外、世界へPRする「仕掛け」を、戦略広報監と共に進めていきたいですね。

静岡市のPR戦略と広報人材を変革

市長公室 広報課 報道広報係/入月 貴子(写真左)
市長公室 広報課 報道広報係/杉本 哲也(写真右)

──今回、公募される戦略広報監の業務について具体的に教えてください。

杉本:戦略広報監は市長公室の広報課の所属になります。広報課には主に「報道広報(市長の記者会見などのPR活動)」「広報紙(毎月発行の広報紙の編集)」「広聴(市民の意見・要望を聴く)」「シティプロモーション(地域の魅力を発信する)」の4つの役割があります。

戦略広報監には報道広報とシティプロモーションの仕事をメインに、5大構想のPR・プロモーションに取り組んでもらい、広報紙と広聴の担当者にも助言する。そんな広報部門のトップに立っていただきます。

──チーム体制で事業を進めていくことになるわけですね。

入月:はい、今その体制づくりを着々と進めています。私は報道広報を担当していますが、戦略広報チームの専属職員は男性3名、女性2名の5名で、さらに他課からの兼任職員を加えて、戦略広報監と共にチームを組んで推進していきます。

──戦略広報監に期待する役割はどういったものでしょうか。

杉本:大きく分けると2つあります。1つ目は市全体の情報発信の変革、2つ目は職員の人材育成への貢献です。

5大構想の一つである「『まちは劇場』の推進」を例にとると、27年の歴史をもつ「大道芸ワールドカップin静岡」は毎年約200万人が訪れる秋の一大イベントです。

しかし、首都圏ではまだまだ認知されておらず、PR活動の見直しが求められています。これまでの経験に基づいたプロモーション力、専門知識に基づいた問題解決策は、そのまま説得力に直結し、各課を説得し連携できる実行力となると思うのです。そうした突破口をまずはつくっていただきたいです。

柔軟な発想、企画で静岡市の成長促進へ

しずまえ特産の桜えびとしらす

──静岡市だからこそ実行できる広報活動や活用できる資源など、仕事のやりがいや魅力についてお聞かせください。

杉本:市の特産品である桜えびの人気上昇には、実は「ひこにゃん」「佐世保バーガー」などを手がけたPRプロデューサーの殿村美樹さんのご協力がありました。それを今回は、外部ではなく内部から企画・立案して実行に移す。その立役者として権限をもって采配を振るえるのが戦略広報監です。

入月:戦略広報監は、市長と近い立場で直接やりとりができます。そのため企画する内容が、市の掲げるビジョンに基づいたものであれば、かなり高い自由度で実行に移せるといえます。

──発想力や企画力を生かすことで活躍するチャンスにもなりそうですね。

杉本:静岡市は自然、特産品、イベントや独自の取り組みなど、観光、生活のどちらにおいても魅力にあふれています。それを多くの人に知ってもらえるようにするためにも、組織や地域の成長を促進してほしいです。

入月:民間企業で培ってきた企画力や広報力を大いに発揮できるように、私たちも全面的にサポートしていきます。一緒に働ける日をとても楽しみにしています。

今回の募集について

市長を囲む広報課職員

静岡市では、「世界に輝く静岡」をビジョンに掲げ、その実現のために5大構想を打ち出しています。今回は、社会トレンドの変化や情報技術の進歩の速さに対応した、情報発信を強化する広報戦略監を外部から採用しようと考えています。

戦略広報監には、これまでに自社ブランドやサービスに対するロイヤルティーを高め、消費者ニーズを満たし、行動につなげた経験や知識、ノウハウを惜しみなく発揮していただきたいです。市民それぞれが輝き、自分らしいオンリーワンの人生を謳歌できるまちづくりに向け、信頼関係を築きながら共に歩んでいきたいと考えています。

求める人物像

清水港と富士山

事業会社などで、新規事業プランやブランディング戦略の立案、またはそれに伴うPR・プロモーション活動などの実務経験がある方を希望しています。企画や広報に関する専門性は必須ですが、他部局と連携してプロジェクトを進めるにあたり、周囲を巻き込む感化力、若手職員を育成する教育力、好感をもてる人間力が求められる機会は多々あります。チームを一つにまとめあげ、問題解決に向けて先頭に立てるリーダーシップ力にも大いに期待しています。

得られるキャリア価値

駿府城のお堀

全国の地方自治体が地方創生、地域活性化に向けて地域の問題解決に取り組んでいるなかで、広報部門のトップとして課題解決に参画できる経験は貴重です。民間企業とは異なる理念やノウハウで成り立っている組織のなかで、他部局の関係者との調整や人材育成、ひいては組織の構造改革などにも取り組む経験は、問題解決スキルやリーダーシップ力、マネジメントスキルのアップになり得ます。また、事業に関わる関係者との交流を通じて、民間企業では得難い人脈を築くことができます。

募集職種

  • 戦略広報監/静岡市の「5大構想」を推し進める広報責任者を募集します
    • 広報・PR・広告宣伝 新規事業企画・事業開発
    • 静岡県

    静岡市は、「市民それぞれが輝き、自分らしい人生を謳歌できる、世界に輝く静岡の実現」をビジョンに掲げ、その実現のために5つの最優先政策である「5大構想(※)」を打ち出しています。 この5大構想を広報の力で推し進めていくことが私たち広報部門に課せられている使命ですが、社会トレンドの急速な変化や情報技術の進歩に対応した情報発信ができているとは言えない状況です。 また、人々が愛着や誇り、感謝の気持ちを抱くなど、静岡市に対するロイヤルティを高める事業の企画や、静岡市に「認知や興味」がある人々を「行動」に転換する仕掛け・仕組みを企画することについても、大きな課題を感じています。 そこで、主に事業会社で事業の企画立案や情報発信に携わり、その企画力や広報力で、自社ブランドやサービスに対するロイヤルティを高め消費者の行動を生み出してきた経験や知識、能力を惜しみなく発揮いただきながら、ビジョンの実現に向けて共に組織や地域を成長に導いていただける方を募集します。 【業務内容】 ・5大構想に関する広報戦略の立案 ・広報戦略に基づくPR、プロモーション展開と事業のコンサルティング ・静岡市のロイヤルティを高め、行動を促す事業の企画、実施 ・他の職員のマネジメント(事業企画力、情報発信力に強い組織の育成) ・静岡市が行う様々な情報発信施策に対する助言 ※5大構想とは、静岡市が有する「オンリーワンの資源」を最大限に活用し、みがきあげ、まちの価値創造力を高めていくため最優先に取り組む5つの政策群のことです。 [歴史文化の拠点づくり] 徳川家康公が晩年暮らした駿府城公園周辺地区の魅力を高める取組を通じて、来街者の増加による地域経済の活性化を図るとともに、「平和都市・静岡」を世界に向けてアピールしていく。 [海洋文化の拠点づくり] 清水港周辺に集積する行政や企業が連携し、海洋関連産業を振興することで地域経済の活性化を図るとともに、海の保全や海洋人材の育成に取り組み、国内外から人々が訪れる「国際海洋文化都市」を目指す。 [教育文化の拠点づくり] JR東静岡駅と草薙駅周辺にすべての人が質の高い教育を受けることのできる機会を創出することで、地域経済の活性化を図るとともに、多くの若者が集まり、交流が生まれるまちを目指す。 [「健康長寿のまち」の推進] 人生100年時代を見据え、あらゆる年齢の人が、いつまでも健康で人生を楽しむことができ、住み慣れた地域で自分らしく暮らすことができるまちの実現を目指す。 [「まちは劇場」の推進] 市内の各地域に根付いた大道芸や演劇・音楽などの文化・クリエイティブ活動を活かし、「わくわくドキドキ」するまちづくりを進める、地域経済の活性化を図ることで、静岡市に暮らす誇りと喜びを感じることのできるまちに成熟させる。 【組織における戦略広報監のポジション】 ・市長→副市長→局長→市長公室長→戦略広報監  市長直下の、広報に関する事業のトップにあたるポジションです 【専属チームメンバー】 ・広報課の専属職員:男性3名、女性2名(計5名) ・他部署の職員数名 【得られるキャリア価値】 全国の地方自治体が地方創生、地域活性化に向けて地域の問題解決に取り組んでいるなかで、広報部門のトップとして課題解決に参画できる経験は貴重です。民間企業とは異なる理念やノウハウで成り立っている組織のなかで、各局各課の関係者との調整や人材育成、ひいては組織の構造改革などにも取り組む経験は、問題解決スキルやリーダーシップ力、マネジメントスキルのアップになり得ます。また、事業に関わる関係者との交流を通じて、民間企業では得難い人脈を築くことができます。

転職が決まりご報告いただいた方にはお祝いを用意しております。

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