
17LIVE株式会社
- Alex Lien
東京都港区北青山2丁目12-28青山SEIZANビル2階
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- 会社規模 101-500人
- インターネットサービス
- アピールポイント: 創立5年以内 自社サービス・製品あり ベンチャー企業 外資系企業 女性管理職実績あり シェアトップクラス
会社概要
※【事業内容】
2015年台湾で設立され、シリーズA・1千万USドル融資を獲得した17LIVE。世界中から注目を集めるシンガポールのソーシャルアプリPaktor(パクトル)グループから巨額の融資も得るなど、現在注目のベンチャー企業だ。
同社が手掛ける事業領域は、ライブ配信だ。ラジオ、テレビ、そしてFacebook、Twitter、Instagram、Youtubeと現在は従来のメディアからSNSやインターネットへと人々の情報源やエンターテイメントがシフトしている。その流れの中で、次の新たなムーブメントとして注目されているのがライブ配信なのだ。
同社が手掛けるライブ配信アプリ「17LIVE」
2015年6月に台湾にてローンチし、現在は台湾以外にも日本・アメリカ・香港・シンガポール・マレーシアなどアジア圏を中心に6ヶ国に拠点を置き、全154地域に展開。
【ビジネスモデル】
ライバーと呼ばれる「ライブ配信者」とユーザーと呼ばれる「視聴者」で成り立ち、その両者を繋ぐプラットフォームが「17LIVE(イチナナ)」だ。
収益構造としては、ユーザーがライバーに対してアプリに課金をすることによって購入したバーチャルプレゼントを贈ることができ、そのバーチャルプレゼントの一部が17LIVEの収益となり、一部がライバーの収入になる。広告収入は一切ない、いわゆる「投げ銭」によりビジネスが成り立っている。
台湾では17LIVEだけで月に数千万円を得るライバーも出てきており、既存の業界に頼らない新たなエンターテイメントとしての地位を確立している。
【ライブ配信市場の世界的広がり】
ライブ配信は2010年頃にPC向けのサービスであるニコニコ動画、Ustreamなど既存サービスが一部のユーザーから指示を集めるようになった。2016年ごろから各SNSがライブ配信を続々とに開始し、世界的にも注目を浴びる市場となっている。
特に中華圏でライブ配信が爆発的な広がりを見せている。
中国本土のライブ配信企業「Momo」は2014年にナスダック上場で時価総額70億ドル(約8000億円)とLIXILや住友化学と同水準で評価されており、すでに四半期3ヶ月で4300億円の売上を誇っている。
中国では、ライブ配信市場はスマホゲーム市場の半分にまで成長していると言われており、日本のスマホゲームがすでに1兆円市場であるとするならば、日本のライブ配信市場も5000億円ほどの規模市場規模になる可能性を秘めている。
【17LIVEの現状】
設立5年余りではあるが、日本においてもトップクラスの売上高を獲得。
大手芸能事務所とタッグを組んだアイドルユニットのデビュー、大規模イベントの実施などライブ配信の可能性を広げる取り組みにも積極的だ。しかし、海外の競合他社との比較においてまだまだ規模は小さい。
将来的な市場の可能性、17LIVEとしてのグローバルな成長において日本の売り上げはキーとなっていることからも、さらなる成長が期待されている。
成長の為には、まだ未成熟である日本のライブ配信市場を確立させ、新たな「文化」を創造する必要がある。
また、その為の組織創りにおいてもまだまだ課題が山積している状況だ。
世界最大規模のライブ配信企業を作り上げ、インターネット産業において世界的なビジネスをリードできる人材を強く求めている。