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【公募】宮崎県児湯郡都農町役場

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【公募】宮崎県児湯郡都農町役場

生き残りを賭けた漁業改革。
宮崎県児湯郡都農町が6次産業化推進プロデューサーを募集

尾鈴山や矢研の滝、日向灘など大自然に囲まれた都農町。恵まれた環境のなか、漁業は町の基幹産業でした。しかし、近年後継者不足のあおりを受け都農町の水産業は低迷しています。漁業の未来を開く活路とは。担当者に話を伺いました。

本特集の求人の募集は終了しました。

募集期間:
2017年2月23日(木)~ 2017年3月22日(水)

本特集の求人は、会員ステータスをプレミアムにアップグレードされていなくてもビズリーチ会員であればどなたでも応募が可能です。

いま、都農町にはなぜ6次産業化推進プロデューサーが必要なのか

都農町産業振興課 坂田広亮
都農町産業振興課 坂田広亮

宮崎県内には漁協組合が全部で19カ所あります。都農町漁業協同組合は漁獲高や魚種の数、クオリティーでは他の漁協と比べても引けをとっていません。10月から2月は金フグやトラフグ、9月から10月にかけてはイセエビが水揚げされます。金フグは、隣町の川南町漁協とともに県の指定を受け水産物ブランド品「みやざき金ふぐ」として認定されました。漁獲時に氷水で生け締めし、鮮度が高いまま出荷できるのが特徴です。

都農町の漁港では60~70種が水揚げされ、年間水揚げ高は3億2千万円(2015年度)。高級魚にも恵まれていますが、水揚げ高は天候に左右されるため、毎年安定しません。また、シイラなど単価が低い魚種をどう売っていくかも課題です。

魚が獲れない・売れないと漁師の収入が低くなり、担い手は減っていく。このままでは市場が廃れ、都農町の水産業が衰退してしまう。そういった事態にそなえて、加工品開発を進めオリジナル商品の販売数を伸ばすこと、漁業を魅力あるものに再生し漁業従事者を育てるとともに、漁師の収入を上げていくこと。私たちが生き残る道は、「稼げる」水産業を実現することです。

都農町では6年前から本格的に漁業へのテコ入れが始まりました。2011年に「漁業振興対策基金」を立ち上げ、漁船の導入・整備、機材購入などの支援を行い、累計で約1億円の補助を行ってきました。さらに、水産加工品の開発、生産といった6次産業のプロジェクトがスタート。その第一ステップとして始まったのが、シイラのカラスミ「しらすみ」の生産と販売。食品業界で経験を積んだコンサルタントに力を借り、製法においての特許を取得するなど、都農町にしかない独自商品の開発に成功しました。

通常、カラスミはボラの卵巣を使いますが、都農町の港で獲れるシイラの卵巣はまろやかで濃厚。これでカラスミをつくればヒット商品ができると確信しました。試行錯誤を繰り返し、地元の名産・都農ワインに漬け込み、熟成することで深みのある味わいの「しらすみ」が完成したのです。

一般発売に先駆けて、2016年7月から「ふるさと納税」の返礼品として掲載したところ、製造した分はすべて売り切れました。天候不良のため原料を十分に確保できませんでしたが、この勢いだと出した分はすべて売り切れたでしょう。今年は月間で80~100セット、年間で900セットの販売を目指しています。日向灘が生んだ良質な素材と、尾鈴山の恩恵を受けた都農ワイン。最新技術を使った乾燥・熟成製法と、地元の調理師によるていねいな仕事。最高の商品だと確信しています。今後も「しらすみ」に続く商品の開発を、町がコンサルタント契約をしている株式会社JBマネジメントオフィス代表取締役社長 久壽米木 正一 氏との連携により進めていく計画です。

しかし、いくら良いものがあっても消費者に届かなければ意味がありません。私たちが抱える課題は「安定供給体制の確立」。素材はある。それをどうやって安定的に生産し、「稼げる」水産業を実現するか。そのためには、現在進めている加工品開発にとどまらず、長期的な事業展開のビジョンを描いていく必要があります。私たちとともにチャレンジしてくださる方を待っています。

今回の募集について

私たちは都農町が持つ水産資源をベースに、天候に左右されないビジネスモデルの実現を目指しています。今回募集するポジションの方には、漁業振興計画の実現と、それに伴う特産品の拡販計画策定などに従事していただきます。都農町役場に籍を置き、漁協関係者や県職員と協議し、それぞれの計画策定から事業の実現までをお任せいたします。

求める人物像

食品加工や水産業の専門的な知識やノウハウよりも、戦略立案や調査交渉の経験、プロジェクト推進スキルを重要視しています。地元の人と関わり合いながら「都農町でなければできないこと」を掘り下げていく。6次産業化推進プロデューサーとして関わる部署はさまざま。漁協、漁業者、町役場、観光協会、地元で暮らす人々。周囲の人に働きかけ、どんどん巻き込んでくれる、マネージャー気質な方が向いています。

得られるキャリア価値

いま、地方の一次産業に必要なのは何なのか。それは、地方が持つ資源から利益を生み出すビジネスモデルを構築する「戦略策定力」と「経営力」。今回募集するポジションはこの2つの能力が培われる仕事です。地方の町で一次産業を復活させる。ロマンあふれる一大事業にチャレンジしてみてください。

応募者へのメッセージ

都農町産業振興課 岡山瞬介

都農町産業振興課 岡山瞬介

都農町は小さな町ですが資源が豊富で潜在能力が高い。ITを活用したビジネスではチャンスがあふれています。広大な海と緑豊かな山、清らかな川、美しい滝。自然に恵まれ、地ワインや新鮮な野菜、鮮魚、おいしいものもたくさんある。まだまだ、可能性が秘められた資源が残されているのです。

町民たちは世話焼きで義理人情を大事にする人ばかり。何かやるとなったら熱く、底知れぬパワーを発揮してくれます。あとはそこを動かしてくれる人材を待つだけです。うまくピースがはまれば、日本の地方創生モデルとなる一大プロジェクトが成功するでしょう。

まだまだ動き出したばかりで、手探りの仕事になるかと思いますが、都農町の可能性を信じて一緒に動いてくれる方をお待ちしています。

募集職種

企業概要

宮崎県児湯郡都農町役場

ミッション・ビジョン
水産資源に恵まれた宮崎県都農町。基幹産業である漁業を守り、後世に伝えていくのが使命です。その基本は、第一線で活躍する漁師の方々に利益を還元し、仕事を絶やさないこと。天候不良など環境に左右されやすい分、加工品の開発などによって安定した収益モデルをつくる必要があります。一度は衰退しかけた都農町の漁業を復活させることをミッションとして、収益モデルの検討から計画の策定、事業の実現に取り組んでいただきます。
町制施行日 1920年(大正9年)
8月1日
人口 10,818名
予算 93億円
職員数 一般職
(看護師など除く)
121名
上記一般職員の平均年齢 43.7歳

※データは2016年12月末時点のものです。

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