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香川県坂出市、東京都国立市、奈良県広陵町×大和高田市

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公開されるや否や100名超の応募を集める求人があります。募集主は、名も知られていないような地方の小さな町。仕事内容は、中小企業支援の成功例として国や全国の自治体からも注目を集めるBizモデルの中小企業コンサルティング。「強みを見いだし、お金をかけることなく、『知恵』で流れを変える」。その手法に再現性があることから、Bizモデルの公認コンサルタントが全国へと広がっているのです。そして今、その募集に上場企業の役員や地方自治体の首長クラスなど、いわゆるエグゼクティブといわれる人たちがこぞって手を挙げています。彼らはなぜ、自らの地位を捨ててまで、そして移住をしてまで地方に飛び込むのか。現在、実際にその仕事に取り組む3名にお話を伺いました。

募集期間:2020年5月20日(水)~2020年6月16日(火)

プロフィール

岡崎ビジネスサポートセンター OKa-Biz 副センター長 高嶋 舞
2002年、第4回にっぽんど真ん中祭り実行委員長(観客動員102万人)。2006年、産業支援第一人者に弟子入りし、起業および産業支援の道に進む。2009年、ちいさな企業の応援団をコンセプトに独立、2014年法人化。2013年OKa-Biz開設時に副センター長に就任。2009年度経済産業省地域力連携拠点全国最年少コーディネーター、2011年度より、ぎふ女性経営者懇談会委員、2015年度より、「あいち・ウーマノミクス研究会」委員などの公職を歴任。3児の母。

釧路市ビジネスサポートセンター k-Biz センター長 澄川 誠治
1979年生まれ、島根県美濃郡美都町(現益田市)出身。1998年、島根県立益田高等学校卒業。2004年、東京大学工学部機械工学科卒業、同年株式会社リクルート入社。リクルート在籍時には不動産業界にて、最大手メガ企業から地域の地場中小企業まで幅広く担当し、広告・集客・販売戦略、商品開発・採用・人事制度改革・研修・ブランディングなどあらゆる手法で課題解決を提案。首都圏、関西圏、広島、福岡の大小さまざまなクライアントの経営に介在し、さまざまなソリューションを生み出す。退職後、釧路市ビジネスサポートセンターk-Biz・初代センター長に就任。3児の父。趣味はサッカー、アイスホッケー。

山形市売上増進支援センター Y-biz センター長 富松 希
1975年生まれ。広島県出身。2000年、東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。同年、総合電機メーカーに入社。メーカー在籍時には心理学を応用したITコミュニケーション支援や知識マネジメントの研究に従事。その後、ベンチャー系コンサルティングファームを経てカナダに留学。西海岸の都市・バンクーバーにある州立ブリティッシュ・コロンビア大学にて新サービス開発とブランディングへの造詣を深める。帰国後、2009年から大手ガス会社グループのSI&ITコンサルティング企業で企画・マーケティング業務に従事。マーケティングの社内第一人者として施策の企画・運営・実施を取りまとめるほか、後進の育成にも携わる。自社技術を生かした新規事業立ち上げや海外製品の国内展開に実績を有し、技術やノウハウに着目した事業支援を得意とする。退職後、山形市売上増進支援センター「Y-biz」・初代センター長に就任。趣味はヨガ、映画、読書。

応募殺到。エグゼクティブが地位を捨てて飛び込む「地域再生」

────入職までの経緯、応募の動機を教えてください。当時のお仕事を辞めてまで取り組もうと思われた理由、また、なぜそのタイミングだったのでしょうか。

澄川:自身のキャリアアップを考えたとき、地方創生という分野に大きな可能性を感じました。前職ではリクルートという会社にいたのですが、組織が急成長するなかで分業化が進み、自分が組織の色に染まり切ってしまうのを感じたんです。今は人生100年時代。70歳まで働く将来を見据えたとき、大組織から出るより残るほうがリスクは高い。そう感じてこの世界に飛び込みました。私は島根県の小さな町の出身。東京の大学で学びビジネスの最前線で働く機会に恵まれましたが、いずれは故郷のような地方で役に立ちたいとずっと思っていたんです。釧路は大学時代、アイスホッケー部の合宿で何度も訪れた場所。人が温かく食べ物がおいしい、親しみやすい印象があったことも背中を押してくれました。

富松:地方の魅力と可能性を実感したのは、今から約10年前。カナダのバンクーバー留学時代のことです。街、自然、仕事、プライベートがバランスよく共存している地方都市の在り方をバンクーバーで目の当たりにし、地域の魅力を生かした街づくりに感動を覚えました。とはいえ、そのときの私に「地方創生の担い手の一人になる」という具体的なイメージや目標ができていたかというとそうでもなく、帰国後も都内の仕事を選びましたし、当時はそのまま続けていくと思っていました。研究開発やマーケティングといったこれまでの自分の経験が地方創生にダイレクトに生かせるとは考えていなかったですし、ニーズもあると思っていなかったからです。ただずっと魅力的な地方づくりを支援したいとの思いはあり、どういった関わり方が自分にできるのかを模索してはいました。そんな私の思いを知っていた友人から教えてもらったのが、夫が先に仕事の縁をいただき単身赴任をしていた山形で開設されるY-bizのセンター長の募集でした。すぐに手を挙げました。

────高嶋さんは岡崎市からのご指名でOKa-Bizの立ち上げに参加されたと伺いました。地域活性化や中小企業支援の仕事に携わるきっかけを教えてください。

高嶋:私の原点は、学生時代に携わった「にっぽんど真ん中祭り(愛知県名古屋市ほか)」です。多くの方の思いに触れ、「こんなに地域のことを考え動いている人がいるんだ」という衝撃を受けるとともに、彼らの力になりたいと感じるようになりました。そして知れば知るほど、地域活性化には「ビジネス」がポイントではないかと感じるようになったんです。地域を全体的にサポートすることも大切な一方で、それ以上に個々のお店がしっかりと強みを見いだし、競争力を持てるようになることが大事。私自身が力をつけ、そして中小企業をサポートし、地域の、そして日本の活力を取り戻したいと思ったのです。

────ご家族やまわりの反応はいかがでしたか。

澄川:移住をともなうにもかかわらず、ありがたいことに妻をはじめ家族は「応援する」と言ってくれました。まわりの友人たちも応援してくれましたね。ただ、会社を辞めることは簡単ではありませんでした。組織的な役割を期待されていたため、当然ですよね。私自身も会社に恩がありますし、現状に何か不満があるわけではありませんでしたから。あくまで自分自身のキャリア設計を考えての判断。もし仮にk-Bizの選考に落ちていたら、今も前職でバリバリ働いていたと思います。
	
富松:夫も両親たちも賛成してくれました。夫が山形に単身赴任になった2013年当時は、夫も私も山形に住み続けることを考えていたわけではありませんでした。しかし、山形に足を運ぶ機会が増え、市街地と自然、老舗と新しい会社が共存する山形の多様性に夫婦ともに魅力を感じていたこともあり、山形に生活の拠点を移すことに賛成してくれました。

今回の決断に対して、友人や一緒に仕事をしてきたほとんどの人たちが応援をしてくれました。もちろん賛成だけというわけではありませんでしたが、その人たちにはこれからの私の活動を見ていただくことでいつか理解をしてもらえたらいいなと思っています。

────100名を超える応募者のなかから採用されたと伺いました。ご自身で評価されたと思うポイントがあれば教えてください。

澄川:一言でいえば、「課題設定能力」だと考えています。ソリューションを急ぐのではなく、じっくりヒアリングし、現状を分析することから課題設定を丁寧に行う。そんな思考を評価していただいたのではないでしょうか。また、高額な商材である住宅に関わっていたため、商品の特徴からターゲット設定を行う思考は現在の仕事にも生きています。

富松:大きく2つあると思います。ひとつは、Bizモデルを理解し、再現するうえで重要なポイントを理解していたこと。もうひとつは、面接時に動じることなく、アイデアにつなげるためのコミュニケーションを取り続けられたことだと思います。これができたのは、年の功ならぬ経験の功。研究所、ベンチャー企業、インフラ系企業、海外といった文化の異なる組織やコミュニティーで過ごした経験や、社外の人を含めたさまざまな立場の人と一緒にプロジェクトを進めてきた経験を通じて培った、その時々の現場で相手を笑顔で受け止め粘り強くコミュニケーションする力が生きました。

────研修で学んだこと、印象に残るエピソードがあれば教えてください。

澄川:3カ月間みっちり中小企業のコンサルティングを学びました。半分はBizモデルの支援の理解。もう半分は実践です。相談に来られる方の多くは余裕がありません。できることは限られています。たとえ正しい立派なA案をご提案したとしても、相談者が実行できなければ意味がありません。それはただの自己満足です。重要なのは、まず一歩を踏み出していただくB案をご提案できるかどうか。正しい助言がすべてではないということを思い知らされました。

富松:徹底的に相談者の方に寄り添い、共感し、リスペクトする姿勢です。私はつい提案することに意識が向きそうになるのですが、提案を急がず会話のなかから相談者の方の「思い」を引き出すことが大切だと学びました。共感とリスペクトが土台にあるビジネス視点だからこそ、相談者の方に伝わり、ふに落ち、結果につながるということを繰り返し教えていただきました。日々、忘れないように気をつけています。

高嶋: 私たちのサポートの根底には、常にチャレンジャーへの「リスペクト」があります。「支援家」と呼ばれる方のなかには、「指導」に力を入れる方がいらっしゃいます。また、女性や若者のチャレンジを「女、子どもの遊び」と言ってみたり、これまでにない社会課題を解決する事業を「そんなことはビジネスにならない」と切り捨てたりするケースも何度も、目の当たりにしてきました。

しかし、本当に商品が売れるかどうかを決めるのはマーケットです。「支援家」が決めることではありません。売れないと思った商品を市場に投入したら売れたというケースも、逆に大手企業が膨大な予算をかけ満を持して投入した商品が売れないということもあります。だから、私たちに彼らのチャレンジを否定する権利はない。これはとても大事なこと。私たちはチャレンジされている起業家、中小事業者を尊敬し、そして今の困りごとが解決し、一歩でも二歩でも進むにはどうしたら良いかをともに考えます。

────他の「Biz」のセンター長やプロジェクトマネージャーと接していて、共通点や刺激など、感じることはありますか。

澄川:「地方で働く」というと何かのんびりしたイメージがあるかもしれませんが、どの地域のセンター長、プロジェクトマネージャーものんびりしていません。本気です。地方から、都会・世界のビジネスエリートたちと勝負しています。そんな姿を目の当たりにし、自分の選択は間違っていなかったと胸をなで下ろしました。

富松:とにかく皆さん、前向きでサポーティブです。相談者の方に対してはもちろん、いわゆる「Bizファミリー」に対しても。売り上げアップのアイデア、「Biz」運営のポイントなどをディスカッションすることもあります。Y-bizの立ち上げにおいても、先輩たちの応援と知恵をたくさんいただきました。これから先、私自身もそうあろうと思います。各地の「Biz」からの発信や活動を見ながら、新しいチャレンジへのアイデアと元気をもらっています。

高嶋:これまで中小企業支援に携わる人には経験や資格が重要視されてきました。しかし、この仕事に必要なのは、「適性」です。「コミュニケーション能力」「ビジネスセンス」「情熱」を持ち合わせた人です。実際にOKa-Bizでは当時33歳、NPO経営者だった経験も資格もない秋元がセンター長に就任し、中小企業支援では珍しい女性の私が32歳で副センター長に就任をしました。

さまざまな分野の第一線で活躍してきた方たちが、場所は違えど同じ志を持って地域のために奮闘している。それはとても心強いことですし、これまでの経験やノウハウに触れることはとても学びが深く、刺激が多いです。

────やりがい、相談者の熱意、地域の可能性など、今、相談の現場で感じていらっしゃることを教えてください。

澄川:日々、難しさと幸せの両方をかみしめています。これほどまでに毎日多種多様な業種・業界のことを考えることができ、具体的なアクションにまで関わることのできる職業は他にありません。これはとてつもなく楽しいといえます。しかし、「売り上げが伸びる」と常に期待されている状況で期待に応え続けることは、想像していた以上に難度が高いとも感じています。

富松:すべての地域にBizモデルによる支援拠点が必要だと強く実感しています。「売り上げが上がった」「新しいお客さんが増えた」という具体的な成果の声とともに、「自分たちが新サービスを創れると思っていなかった」「相談できるところがあるからチャレンジできる」「うまくいかないことがあっても、またここに来ればいいと思えるから、気持ちがすごく楽になった」など、相談者の方からうれしい言葉をいただくたび、これまでそういう「場」がなかったのだろうと思い、あらためてやりがいを感じます。

また、事業者同士のコラボレーションを支援できることも、「Biz」が持つ大きな意義だと思います。同じ地域で活動し互いに存在は知っていても、どう組み合わせるかという視点がなければ生まれにくいのがコラボレーションだと思います。間に「Biz」が入り新たな視点で提案することでその実現を支援しています。いずれにしても、Y-bizからの提案を受けて行動し、フィードバックをくださる相談者の方の熱意と行動力に、地域の可能性を感じます。

高嶋:ある水産加工会社が、売り上げが下がったと相談に来られました。お話を聞くなかで、昔ながらの手間暇をかけた製法で味には自信があることがわかりました。そこで、高級なおつまみ缶などのトレンドを捉え、少量にし、おつまみとして売り方を変えることを提案しました。粘り強くOKa-Bizでサポートするなかで、その商品は百貨店や旅館に販路を広げ、かつ業務用卸の販路まで開拓でき、今では「忙しくてなかなかOKa-Bizにも行けないよ」とおっしゃっていただけるほどになりました。

私たちの相談は、どんな相談者の方であってもいつも1時間の一本勝負。じっくりとお話を伺い、今後の事業展開についてご提案するなかで、帰る頃には「私にもやれそう! やってみます」とおっしゃってくださいます。実際に多くの方がすぐに行動してくださり、そして継続的にOKa-Bizを活用するなかで「お客さんが増えました」といううれしい報告をくださいます。OKa-Bizの相談員、スタッフの喜びようといったらありません。この瞬間のやりがいは他で得ることはできないでしょう。

OKa-Bizには、福祉事業者、製造業の方、お子様連れの起業家の方や町の和菓子店の方など、さまざまな業種のたくさんの事業者の方がお越しになります。どの方も、「今よりもよくありたい」と前向きな気持ちです。その姿勢に私がいつも元気や勇気をいただいています。地域にはそんなチャレンジャーがたくさんいて、たくさんの可能性を秘めています。

────これからの抱負を教えてください。

澄川:実際に現場で支援をしていて感じるのは、これまでの経験で勝負できるのはせいぜい1年ではないかということ。誰よりも自分自身が学び、成長し続けることでしか、必要とされる状態をキープできません。世の中は常に進化し続けます。その進化を上回る成長速度を自分に課すことを心がけています。

富松:よりスピード感ある支援を目指したいです。困難も多い時代だからこそ、効果につながる支援を迅速に行うことが大切だと感じます。もちろん、時間を要するような新事業開発支援にもしっかり伴走していこうと思います。山形は勉強熱心でチャレンジ精神に富んだ経営者の方が多いので、ニーズにあったセミナーの実施や、コラボレーションが起こりやすい仕掛けなど、個々の事業者の売り上げアップ支援以外の活動にも幅広く取り組んでいきたいです。山形の企業や経営者の魅力を、若い人や学生の方々にも知ってもらい、企業間のコラボレーションに加えて世代間のコラボレーションも生み出していけたらと考えています。

高嶋:OKa-Bizは年間3,000件弱の相談をアドバイザーたちとともに行っています。長くお待ちいただいている事業者の方がいること、また、まだ成果を実感していただけていない事業者の方がいることも事実です。ストイックに日々精進するなかで、より力をつけ、成果に貪欲に、多くのチャレンジャーの皆さんのお役に立っていきたいと思っています。

そして、この「Bizプロジェクト」がこれからもっとたくさんの地域に広がり、疲弊している地域が活性化され、日本中が活性化する。その一端を担っていきたいと思っています。

────応募者へのメッセージをお願いします。

澄川:どんなキャリアを積んできていたとしても、マネジメントなどの管理能力だけが売りの人には適さない仕事だと思います。何よりも実務能力が問われるからです。自ら起業するくらいの気持ちで向き合わなければ、何も変わりません。

富松:Bizモデルとご自身の価値観にずれがなければ、これ以上ないやりがいを感じられる仕事だと思います。逆に、Bizモデルの特長を理解していなければ、選考において、そして仮に採用されたとしてもその先において厳しさに直面すると思います。自身の可能性、そして地域への可能性を信じられる人は、これまでの経験に関係なく、ぜひ手を挙げてほしいです。厳しいですが、豊かな経験があなたを待っています。

高嶋:このプロジェクトは、どの地域でも展開できる、他にはない地域活性化プロジェクト。地域住民、地域企業の持っている可能性を引き出し、その結果、地域が元気になる。そして、地域に活力が戻ることで、日本全体が元気になるはず。私たちへの一つ一つの相談が未来につながる、そんな大志を一緒に抱き、一緒にチャレンジしましょう!

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  • 香川県坂出市

    香川県坂出市

    香川県坂出(さかいで)市は、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋のたもと、香川県のほぼ中央に位置し、四国の玄関口として知られています。大小たくさんの島が浮かぶ穏やかな瀬戸内海に面し、ドライブや小登山にも人気の、通称「おむすび山」が点在する自然豊かなまちです。香川県といえば「うどん」。その原材料の小麦粉の供給の大部分を担っているのが坂出市です。世界から坂出港に運ばれてきた小麦は、付近に集まっている製粉会社で製粉され、坂出市のみならず香川県全域へと運ばれ、おいしいうどんへと姿を変えています。また、つゆの要であるしょうゆを醸造するメーカーをはじめ、沿岸部には工業地帯が広がり、県内屈指の工業都市として栄えてきました。しかし近年、地域の産業を牽引してきた大企業の事業縮小や撤退により、経済規模はピーク時のおよそ半分に。そんな背景から、地域に活力を取り戻したいとの思いで2018年に中小企業振興条例を制定しました。その取り組みの柱として導入を決めたのが、四国初のBizモデルとなる「坂出市ビジネスサポートセンターSaka-Biz(仮称)」です。私たちと一緒に地域企業の挑戦をサポートし、活力と創造性あふれるまちへと進化させてくださる方を募集します。
  • 東京都国立市

    東京都国立市

    東京都国立(くにたち)市は、都心から電車で約30分のところにある、面積わずか8.15平方キロメートル、人口7万6,282人(2020年4月1日現在)のちいさなまちです。市内には一橋大学や東京女子体育大学など教育機関が多く立ち並び、1952年には都内多摩地区で初の「文教地区(※)」に指定。市北部の国立駅周辺には多くのギャラリーや和・洋菓子店、レストランなど個性豊かな店舗が並ぶ一方で、南部には昔ながらの商店や商店街が点在し「文教都市くにたち」としてまちの魅力を高めてきました。しかし、市内の主要産業である卸・小売業は直近20年で事業者数が大幅に減少。今後は人口減少の加速が見込まれているため、このままでは市内産業は衰退の一途をたどるばかり。そんな状況に歯止めをかけるために、都内初のBizモデル「国立版Bizモデル型産業支援センター(仮称)」の設置を決めました。「くにたち」のブランドを守り、磨き上げていってくださる方を月額100万円で募集します。
    ※文教地区……都市計画法により地方自治体が指定する、教育施設の周囲や通学路に教育上好ましくないとされる業種の進出を規制する地区のこと。
    ※本ポジションの採用は国立市が行いますが、雇用元は国立市商工会となります。
  • 奈良県広陵町・大和高田市

    奈良県広陵町・大和高田市

    大阪市内から電車で約30分。奈良県北部に広陵町(こうりょうちょう)と大和高田(やまとたかだ)市はあります。広陵町には年間100万人が訪れる県営公園と、そこに隣接する町営公園が、また大和高田市は千本桜で有名な大中公園があり、四季折々の花を楽しむことができます。いずれも大阪のベッドタウンとして栄えてきました。人口規模は、広陵町は2016年に人口3万5,000人を突破し微増をつづけていますが、大和高田市ではピーク時に比べ15%も人口が減少しています。主要産業は全国有数の生産量を誇る「くつした」を代表する繊維製造業です。しかし、ほとんどがOEMのため近年は安価な海外製品に押され、製造出荷額が落ち込んでいるほか、高齢化、後継者不足により事業所数・従業員数も減少しています。そんな現状を打開してV字回復を図っていくために導入を決めたのが、広陵町と大和高田市が合同で設立する、奈良県初となるBizモデルの中小企業相談所「広陵高田ビジネスサポートセンターKoCo-Biz」です。若者の流出や下請けからの脱却は地方の共通の課題。ここで成果が上がれば全国の希望になるはずです。私たちとともに、大和国から日本を元気にするチャレンジをしてくれる方を月額100万円で募集します。