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岐阜県関市、山形県山形市

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看板を捨て、自らの力で地域社会を変える

地域の中小企業「再生人」として、あらゆる業態の企業・店舗・団体等の経営者から相談を受け、企業を再生に導く「中小企業相談所」。その第一号となった静岡県の富士市産業支援センターf-Biz(エフビズ)のDNAを受け継ぎ、日本各地で相談所が生まれています。

今回は、宮崎県日向市に2017年1月に開設されたひむか-Bizのセンター長・長友慎治氏と、広島県福山市に2016年12月に開設されたFuku-Biz(福山ビジネスサポートセンター)のセンター長・高村亨氏、愛知県岡崎市のOKa-Biz(オカビズ/岡崎ビジネスサポートセンター)の副センター長・高嶋舞氏に、民間企業から地域の再生人へとキャリアチェンジした背景と、見えてきた地域の可能性などについてお話を伺いました。

     
募集期間:
2018年4月12日(木)〜2018年5月9日(水)

中小企業「再生人」が語る「地域活性化」

  • ひむか-Bizセンター長 長友慎治

    ひむか-Bizセンター長
    長友慎治

    1977年生まれ。宮崎県清武町出身。早稲田大学法学部卒業後、新聞広告の紙面制作会社やタウン誌・ミニコミ誌の編集長などを経て、2009年にコンテンツ制作を手がける株式会社囲炉裏を設立。その後、2012年に株式会社博報堂ケトルに入社し、プロデューサー、ディレクターとしてメディアコンサルティング、コンテンツプロデュース、広告キャンペーン、SNSの運用、オウンドメディアの立ち上げ・運営などを手がける。2016年、富士市産業支援センターf-Bizでの研修を経て、2017年1月より「ひむか-Biz」センター長として稼働。

  • Fuku-Bizセンター長 高村 亨

    Fuku-Bizセンター長
    高村 亨

    1979年生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。2003年、株式会社ヨウジヤマモトに入社、広報宣伝部に所属。2005年、株式会社朝日ネット(東証一部上場・独立系ISP)に入社。宣伝広報、法人事務、営業を経て、CSセンター長を務める。在職中に社長賞を2度受賞。2014年、ベンチャー企業の立ち上げに創業メンバーとして参画。執行役員に就任し、東京最大級のダンススタジオを運営。2016年9月、福山ビジネスサポートセンターFuku-Biz(フクビズ)のセンター長に就任。初年度の相談件数1,760件は、Bizモデル開設初年度では過去最多。よろず支援拠点全国本部サポーター(2017年〜)。

  • OKa-Biz副センター長 高嶋 舞

    OKa-Biz副センター長
    高嶋 舞

    株式会社やろまい副社長、愛知県立大学非常勤講師。2002年、第4回にっぽんど真ん中祭り実行委員長(観客動員102万人)。2006年、産業支援第一人者である小出宗昭氏に弟子入りし、起業および産業支援の道に進む。2009年、ちいさな企業の応援団をコンセプトに独立、2014年法人化。2009年度経産省地域力連携拠点全国最年少コーディネーター。2011年度より、ぎふ女性経営者懇談会委員。2015年度より、「あいち・ウーマノミクス研究会」委員などの公職を歴任。3児の母。

やるなら今しかない。地方活性化への思い

Q 皆さんは、ご活躍されていた民間企業を辞めて、各センターのセンター長に就任されました。一歩を踏み出すまでの葛藤、それでもチャレンジしたいと思った決め手など、就任までの経緯について教えてください。

長友: 地元宮崎には「老後に帰ったら楽しいだろう」と思っていました。ゴルフ・釣り・農業ざんまいと、シニアが楽しめる環境が整っているので。そんななか、私より少し下の世代がSNSを使ってどんどん宮崎の情報を発信してくる。私は当時東京で働いていましたが「老後に帰るよりも、今帰った方が面白い。老後に帰っても役に立たないけれど、今なら地元の役に立てそう」と直感的に思いました。退職を決意し、情報を集めていたところ、ひむか-Bizのセンター長の募集を見つけ、応募に至りました。

高村: 私は、地方の活性化に尽力し、日本の多様性の維持と持続的な発展に貢献したく応募しました。十数年前から、地域の課題をビジネスの力で解決する仕事に携わりたいと考えていましたが、当時は何をしていいかわからない、自分には提供できる価値がないと思っていました。そこでまずは目の前の仕事、今いる環境で全力を尽くそうと思い、コールセンターの立て直しやベンチャーの立ち上げ等を経験しました。

そんなときに福山ビジネスサポートセンターFuku-Bizのセンター長の募集を知り、f-Bizの小出宗昭センター長が「(この仕事は)究極の地域おこし」だと語っていたのを見て、この仕事に全力でチャレンジしてみたいと思い、決断しました。

Q 高嶋さんはf-Bizの小出センター長からのご指名でOKa-Bizの立ち上げに参加されたと伺いました。地域活性や中小企業支援の仕事に携わるきっかけがあれば教えてください。

高嶋: 学生時代に携わった地域のお祭りで、地域活性化に取り組む多くの方にお会いしました。その方たちの地域活性化への熱い思いに触れ、「こんなに地域のことを考え、動いている人がいるんだ」という衝撃とともに、彼らの力になりたいと感じるようになったことが私の原点です。

地域に興味を持ち、知れば知るほど、地域活性化には「ビジネス」がポイントではないかと感じるようになりました。そこで、ビジネスセンスを学びたいと、Japan Venture Award 2005(主催:中小企業庁)経済産業大臣表彰を受賞された直後の小出さんに弟子入りをさせていただいたのです。

中小企業の多くのチャレンジャーが朝から晩まで小出さんを訪ね、相談し、晴れやかになって帰る姿を見ました。まさに「これだ!」と感じましたね。マスではなく、個の支援が大事。個の力が束になり、マスの活性化につながる。この手法は、地域活性化に絶対に有効だと思ったのです。

多様な価値観を尊重し、ありのままで臨む

Q 高村さんと長友さんは約100名の応募者からの採用と伺いました。ご自身で評価されたと思うポイントがあれば教えてください。

高村: 人のいい部分や個性を尊重したいと常に思っていること。個性を見つけて伸ばすことに喜びを感じます。これは相談対応のなかで最も大事なことのひとつだと考えています。

次に、否定をしないということ。短所はときに長所になります。多面的に物事を見る、多様な価値観を尊重し、物事を柔軟に考えられるように努めています。

そして最後に、地域の人やまち、文化が好きだということ。そこにしかないものが多様性の根幹で、それこそが日本の強みだと思っています。

長友: 私は、書類では一度落とされているので、エントリーシートの出来は悪かったのだと思います。f-Bizモデルのことを理解しないまま応募してしまったので。申し込み締め切りの3日前に募集を知り、その日のうちに徹夜して書類を書いて速達で郵送したんです。自分自身のどこが評価されたのかはわかりませんが、面接当日に開き直って「ありのままの僕でよければ」と自然体で臨んだ部分が良かったのかなと思います。

自ら挑戦者であり続け、中小企業を本気で支援する

Q f-Biz研修で学んだこと、印象に残るエピソードがあれば教えてください。

※「f-Biz研修」とは、Bizモデル第一号となった富士市産業支援センターf-Bizの創設者・小出宗昭氏から、現在進行形の事例をもとにセンター長の仕事を学ぶ実践型の研修。f-Bizは2008年に開設し、来場相談件数は2万件を超える圧倒的な実績をあげており、全国の産業支援機関のロールモデルとなっている。

長友: 小出さんが闘う姿を何度も目の当たりにしました。バンカーとしてのプライドが感じられないとある銀行の支店長を前に涙の抗議をしたり、いわゆるお役所仕事で「事なかれ主義」の行政に対し激怒したり。真に迫った魂のOJTがもっとも重要だったんだと、今になって実感しています。

高村: 相談者が相談前とは別人のように元気になっていく姿を目の当たりにしたときに、この仕事の奥深さとやりがい、責任の重さを痛感しました。小出センター長はしばしば「われわれの仕事は、人の人生を預かっている」とおっしゃいます。ヒト・モノ・カネに課題を抱えている中業企業の経営者は、何とかして改善したいと思っている。そこに本気でアドバイスできるかどうかが問われており、中途半端な覚悟では務まらないと感じさせられました。

高嶋: 研修での質疑応答の際、参加者の方からある質問が出ました。「小さなチャレンジがたくさん生まれ、成果が出ていることはわかりました。でも、大企業の成果に比べれば、どんなにたくさんの中小企業に成果が出たところで、小さなこと。地域にとってそれは本当に意味があるのか?」

明らかに小出さんの顔色が変わりました。

「小さなものをばかにするな!」

小出さんは、小さなものをばかにすることやチャレンジを否定することに対して猛烈に怒ります。チャレンジに小さい、大きいは関係ない。チャレンジできるということ自体が、素晴らしく、尊い。小出さんが多くの人を元気にし、成果につなげられるのは、まさにこの精神と熱い情熱があるから。どんな相談にも真摯に、そして全力で立ち向かう小出さんをとても尊敬しました。そして、常に私もそうありたいと意識しています。

Q 他のBizのセンター長やプロジェクトマネージャーと接していて、感じることはありますか。

長友: 皆、中小企業支援という分野にいなかった人材だと思います。それぞれがいた業界や民間で培ったビジネスセンスを、地方の中小企業支援に生かすことがBizモデルだと思っているので、その能力を発揮すればおのずと結果は出るのではないかと思います。また、各センター長こそが一番の挑戦者でなければならないとも感じています。

高村: 場所は違えど、Bizが大事にしているやり方を共有できている同志だと感じます。日本各地に同じ思いで日々取り組んでいる同志がいるということは、それだけで心強い。一方で、他のBizに結果で負けたくないという思いもあります。たとえ先輩Bizであってもそうですし、勝手にライバルだと思っています。

高嶋: 顔を合わせることはあまりありませんが、頑張っている仲間がいることをSNSなどで見ると、自分の力になります。良い刺激であり、一人じゃないというパワーをもらえます。

可能性の芽を育て、日本の未来をつくる

Q 今、相談の現場で感じられていることを教えてください。

長友: 地域にも「すごい」と思う人、大きな可能性を秘めている人たちがたくさんいることを目の当たりにしています。これは東京にいては実感できなかったことでした。いいものを作っている真面目な人、実直な人たちの売り上げをどんどんアップさせたい、稼がせたいと思っています。

高村: ポテンシャルの高さを強く感じます。チャレンジャーである事業者の方に本気で向き合えば向き合うほど、本気で答えてくれますし、それが人と事業を元気にし、地域の活性化につながると考えています。こんなにやりがいのある、面白い仕事はない。視野を広く持ち、可能性の芽を育てていくことでイノベーションを生み出しやすい環境ができ、日本の成長にもつながっていくと感じています。

高嶋: この仕事は、いろいろな方の生き方や仕事への姿勢などを聞き、共感し、一緒に考え、流れを変える知恵を出します。一瞬一瞬が、真剣勝負の全力投球。とても緊張感のある現場ですが、それがまた面白くてたまりません。何よりも皆さんのチャレンジに、私自身が勇気をもらっています。

Q 応募者へメッセージをお願いします。

長友: お互いに刺激し合えるセンター長が各地に増えてほしいです。地方が元気になるということは、日本が世界に存在感を示していくことにつながります。このBizモデルは地方創生の最前線。その前線で一緒になって闘える方をお待ちしております。

高村: 中小企業の活性化は、日本経済の再生に直結します。そして、中小企業支援の世界において、最も成果をあげているのはf-Bizモデルであり、f-Bizモデルが究極の地域おこしだといわれるゆえんでもあります。地方の再生に時間的猶予はありません。地方こそあなたを必要としています。ひとりでも多くの方のチャレンジを楽しみにしています。

高嶋: OKa-Bizが始まったとき、私は32歳、子育て中。プロジェクトが始まってから、出産も経験しました。それまで、中小企業支援の実績があるわけではありません。しかし今、多くの企業の皆さんから、支持をいただき、結果も出ています。私たちの仕事は、これまで試行錯誤し、奮闘をしてきた地域の中小企業の経営者の方などに対して、固定観念をぶち壊し、「そういう手があったか!」という気づきを与え、目線を上げてもらい、目の前の事業の流れを変える仕事です。皆さんが人生をかけているように、私も人生をかけています。

「まちおこし」「村おこし」、そんな言葉に興味があれば、ぜひこのプロジェクトに手を挙げてみてください。地域のたくさんの人が待っています。そして、あなたの力に期待しています。

このプロジェクトは、地域が、最後の力を振り絞って行う再起をかけたプロジェクトだと思っています。私たちが背負っているのは、目の前でチャレンジしている人の未来、その中小企業の未来、その地域の未来、そして、日本の未来です。仲間になれることを、心待ちにしています。

岐阜県関市

  • センター長

    岐阜県関市は、鎌倉時代より幾多の刀匠が育った伝統ある「刃物のまち」で、ドイツのゾーリンゲン、イギリスのシェフィールドと並ぶ世界三大刃物産地としても有名です。市内には、清流長良川など美しい自然や名所旧跡が多くあります。
    また、関市はここ数年、関市PR動画「もしものハナシ」、「モネの池」などのSNS拡散、「選挙パスポート」が「マニフェスト大賞2015」で優秀賞を受賞、「関の工場参観日」が協働まちづくり表彰で優秀賞を受賞するなど、さまざまなことで話題に上りました。
    関市は中小企業が多いまちで、製造業の事業所数は県内2位ですが、市民一人あたりの所得が県内12位となっています。この状況を打破するため、売り上げアップに特化した中小企業支援を実施し、究極の地域活性化を目指すセキビズ(関市ビジネスサポートセンター)を2016年7月に開設。現在までに約400の事業者から2,500件超の相談を受けています。
    勢いにのるセキビズは、関市産業の基幹ともいえる刃物産業をはじめ、多くの事業者の売り上げアップに貢献しています。また、セキビズは、市の事業にも積極的に関わっています。日本初「包丁大使」の任命、社会貢献から売り上げアップにつなげる「せきの未来・社会貢献プロジェクト」などを通して、地域おこしへの波及が進んでいます。
    この7月で開設から2年がたちます。勢いにのるセキビズで、力を発揮しませんか。関市の挑戦「究極の地域活性化」を目指す“行動力”のある皆様、ご応募をお待ちしています。

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山形県山形市

  • センター長・プロジェクトマネージャー

    山形市は、江戸初期には最上義光公によって整備された57万石の城下町として繁栄し、紅花を扱う商人の町、そして明治以降は県都として発展と、長い歴史を誇ります。山形城跡や文翔館、旧済生館などの歴史的遺産も残っており、市内各地に点在する蔵などもカフェやレストラン、ギャラリーとして活用・再生されています。隔年で開催されている山形国際ドキュメンタリー映画祭は世界で高い評価を得ており、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「ユネスコ創造都市ネットワーク」に映画分野では国内初となる加盟が認められるなど、文化活動が盛んな町です。
    山形市はものづくりの町でもあります。900年の歴史を誇る山形鋳物をはじめ、仏壇、打刃物、焼物、指物家具、木工、漆器、和傘など、職人の技が今も息づいています。
    その伝統は山形市の製造業に引き継がれ、日本のものづくり産業へ大きく貢献しています。これらの魅力をさらに高めるべく、山形市売上増進支援センター Y-bizを開設。今回はそのセンター長およびプロジェクトマネージャーを担っていただける方を募集します。

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