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JTB取締役 グローバル事業本部長 黒澤信也様 インタビュー

JTB取締役

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2020年、グローバル市場で「圧倒的No.1」を勝ち取るために

圧倒的No.1を目指して――「JTBグローバルビジョン2020」

創業100年の挑戦。グローバルへ舵を切る

日本国内におけるツーリズム産業のマーケットは、極端な人口増加や大幅な経済成長、日本人旅行者の急増などに期待感が持てず、大きな成長が見込みづらくなりました。 対して、海外、特にアジア諸国は高度経済成長期に入りつつあり、また若年層人口比率の高い国が多いため、今後の大きな成長が見込めます。
そこでJTBでは、中期経営計画として海外ビジネス拡大への本格的な挑戦を明確に掲げた「JTBグローバルビジョン2020」を策定しました。 グローバル事業へ積極的に投資することで、2020年にアジアにおける圧倒的No.1ポジションの確立を目指しています。

3年間で250億円を投資

JTBグループは、シンガポール、ロサンゼルス、アムステルダム、グアム、ソウル、北京の世界6都市に、アジア・パシフィック地区、北南米大陸&ハワイ、ヨーロッパ全域、ミクロネシア、韓国、中国の各地域統括会社を設置しております。 それぞれがグループ本社(東京)のグローバル事業本部と連携し、マーケット分析や経営分析による戦略を立て、主に新興国における経済成長に合わせた事業進出及び領域の拡大に取り組んでいます。
2013年からの3年間で、グローバル事業に対する250億円の投資を計画しているため、本文でも述べたとおり、2013年には事業基盤の拡大を積極的に進めてきました。今後も、新しい拠点開発やM&Aによる事業基盤拡大などについてこれまで以上に積極的に取り組み、事業拡大には欠くことができない「グローバル人財」やシステムに対する投資を加速させることで、グローバルフィールドで戦い、勝ち抜いていきます。

重要なのは、「リスペクト」と「適応力」

重要なのは、「リスペクト」と「適応力」

JTBが求めている人財は、グローバルな視点で物事を見ることができる若手の経営人財です。重要視しているのは、尊敬の念を持って海外の人と接することが出来ること、そして各国の文化や歴史を理解した上で話が出来る適応力を持っていること。
M&Aや業務提携する現地企業から良いパートナーだと認識してもらうためには、日本のやり方を押し付けるのではなく、JTBの良さを浸透させつつ相手の良さを引き出すことが求められます。「アジアを代表するグローバル企業」と言われる組織になるために、そのマインドを持って活躍できる方を迎え入れたいと考えています。

リーダーシップに必要な「かきくけこ」

グローバルリーダーに必要なことは、「かきくけこ」であらわせると思います。「か」は『勘』。肌感覚で物事をつかめる能力です。「き」は、『気配り』。相手の気持ちを汲み取れること。「く」は、『苦労』した経験があること。 「け」は『決断力』。そして「こ」は『行動力』です。JTBグループの戦略として掲げた「JTBグローバルビジョン2020」を共に実現させる仲間として、これらの素質を持った方々とお会いできることを楽しみにしています。
最後に、私たちは業績や利益だけで圧倒的なNo.1になったとしても、No.1であることの証明にならないと考えています。 No.1とは、お客様やサプライヤーの皆様から見て良い会社だと思われるのと同時に、働いている自分たちがNo.1だと思える会社であると考えています。アジアにおける圧倒的No.1の会社を是非一緒に作っていきましょう。 特集ページに戻る