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認定NPO法人3keys

どんな環境で生まれ育っても、子どもたちが幸せになれる社会を目指す

全ての子どもの権利が保障される社会を目指して活動する認定NPO法人3keys(スリーキーズ)。児童養護施設での学習支援や、10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」などの事業を通して、子どもたちが生まれ育った環境に関係なく、十分な教育や愛情が受けられる社会を目指し、日々活動しています。「ないがしろにしていい子どもたちはいません」という強いメッセージの裏には、どんな思いが込められているのか、3keys代表理事の森山誉恵氏にお話を伺いました。

募集期間:2020年7月16日(木)〜 2020年8月12日(水)

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行政やボランティアの手が届かない領域をカバーする

代表理事/森山 誉恵

──はじめに、3keysの設立背景についてお聞かせください。

3keysは今から11年前、児童養護施設で学習支援をする団体としてスタートしました。当時大学生だった私が、児童養護施設でのボランティアに参加したことが設立のきっかけです。虐待を受けて保護された子どもたちが暮らす現場を前に、大きな衝撃を受けました。そこで、「ないがしろ」にされてきた子どもたちが非常に多くいることを知ったのです。誰もが受けられるはずの教育や愛情が、生まれ育った環境によっては全く受けられないことも知りました。

そんな子どもたちのために、ボランティアをしたいという人は多いです。しかし、本当に子どもたちを救おうと思うと、一時的なサポートでは限界があります。この問題は、継続的かつ強い意志を持って向き合う人がいなければ、根本的な解決はできないと思いました。

──そんな思いから3keysの立ち上げを決意されたのですね。

はい。今の日本は、「外部に助けを求めることをためらう文化」があるため、社会保障制度の利用率が他国と比べて低く、生まれ育った環境によって、子どもたちが受けられる教育などに大きな格差がある国になっています。

それならば、どんな環境で生まれ育っても、全ての子どもたちが幸せになれる仕組みが必要です。そこで、3keysは「生まれ育った環境によって子どもの権利が保障されない子どもたちをゼロにする」をミッションに、さまざまな事業を展開しています。

──現在、特に注力している事業について教えてください。

大きく分けて2つあります。1つは学習支援です。経済的な理由で塾に通えない子どもたちのための無料の塾は、各地域である程度普及していますが、そのほとんどは週に1回や月に数回のペースで運営されているものです。しかし、虐待や育児放棄を受けてきた子どもたちの多くは、週に1回程度の学習支援では学校での授業に追いつけないことがほとんどです。実際、小学校高学年になって保護された子どもで、十分な教育を受ける機会がなかったために低学年の内容から勉強し直さなければならないケースも存在します。

3keysはもともと、虐待等を受けて児童養護施設に保護された、比較的学習意欲のある子どもたち向けに、育成した学習ボランティアを派遣する、家庭教師派遣事業のようなことを行っていました。しかし、家庭環境による教育格差が大きな社会課題であることが認知され、児童養護施設で暮らす中学生以上に通塾補助がでるようになったことで、幼少期から虐待・育児放棄により全く学習習慣がなかった子どもたちへの支援にも取り組むようになりました。子どもたち一人一人に合った学習カリキュラム作りやそれに合わせた教材選びも行い、週1~2回の学習支援ではなく、児童養護施設内で週3~7回の支援を実施することで、子どもたち自身に学習する習慣を定着させる、コンサルティングのようなサポートを実施しています。

──設立当初からの学習支援事業を継続されているのですね。もう1つの主な事業についてお聞かせください。

10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex」です。行政も相談窓口などを設けてはいますが、子どもたちが自力で、窓口にたどり着くのは非常に困難です。Mexは、Web上でレストランや美容院を検索するのと同じような手軽さで、子どもたちが支援機関や相談機関を検索し、助けを求められるサイトを目指しています。実際、大人にとってもわかりにくい支援機関や相談機関の情報を、子どもたちにとっても分かりやすく発信することで、「誰かに頼る」文化が少ない日本においても「誰かに頼ってもいい」と気づける体験を増やしていきたいと思っています。

現状、「虐待の可能性がある」と通報があった場合、そのうち児童養護施設に保護される子どもはたったの3%であることが厚生労働省の調査報告より明らかになっています。残りの97%は家に戻ることになり、再び育児放棄をされたり、親が住所を変えて逃げてしまったりすることもあります。また、虐待を受けている自覚がない子どももおり、児童養護施設にたどり着けないケースも少なくありません。

こうした状況を解決するべく、一人で悩んでいる子どもたちが自らSOSを出せるよう、子どもたちにとって使いやすいサイトを目指して運営・開発をしています。

ビッグデータを活用し、子どもたちのニーズに応える

──3keysの現在の課題について教えてください。

行政やボランティアの手が届かない領域を、NPOとしていかにカバーするかです。日本では児童福祉などに活用できる行政予算は決して多くはありません。他国でも同じような状況ではありますが、例えばアメリカではNPOへの寄付文化というものが定着しており、行政が対応し切れない領域をNPOが支援しやすい文化が存在しています。しかし、日本においてはNPOへの寄付文化が乏しく、子どもたちを支援する行政予算も十分ではないため、まずは、社会全体で問題意識を持つところからスタートするという厳しい環境です。結果、周りに頼れる人がいない子どもたちの状況は年々悪化しています。

そこで私たちは、行政がまだ予算化・制度化できておらず、行政予算では十分にケアできていない子どもたちを支援する領域において、自ら資金調達をし、成果を出したうえで、制度化につなげることを目指して活動しています。しかし、世の中でこういった活動を実施している人は少なく、実現のために新しい仕組みを作らなければならないなど、「答え」のない課題に日々直面しているのが現状です。

──今後の3keysの展望についてお聞かせください。

2019年度、100万人に利用していただいたMexは、周りに頼れる人がいない10代が今どんなことに悩み、どんな助けを必要としているのかなどの、膨大なデータが集まるようになりました。そこから見える子どもたちのニーズを、行政や他の支援団体へ共有し、子どもたちの支援の底上げを図っていきたいですね。

また、サイトへたどり着いてはいるものの、相談という最も高いハードルを越えられていない子どもたちの動きを分析し、「頼りづらい」と思う子どもたちがどうしたら「頼る」ことへの一歩を踏み出せるようになるのか、という点にもチャレンジしていきたいと思っています。Mexを見ていると、大人の価値観ではわからない子どもたちのニーズが見えてくるので、これらのニーズを次の事業にも生かしていきたいです。

既存事業の資金調達(ファンドレイジング)は既にスタッフがいますが、新しい事業の資金調達は主に私が担ってきました。また、技術統括も、もともとIT系の会社に2年ほどいたこともあって、私が担っています。しかし、利用者が100万人に達したことで、より高度なスキルが必要だと感じています。それらを担える技術統括と活動のための資金を集めるファンドレイジングの業務をお任せできる方を探しています。

自分の持つスキルや経験が、悩んでいる子どもたちの役に立つ

──今回は技術統括とファンドレイジングのポジションで募集を行うとのことですが、まずは技術統括の業務内容について教えてください。

Mexでは、子どもたちが安心して利用ができるように、支援機関の情報管理、利用する子どもたちの情報分析を、常に実施できるような体制が求められています。そこで技術統括の方には、より適切なサイトの運用を行いつつ、こうした管理・分析ができる体制にするにはどうしたらよいか、さまざまなツールを組み合わせたり、私たち3keysに合った運用方法を立案したり、時にはシステム開発を行うためにどうしたらよいかなどを考え、実行することが主な業務となります。

また、Mexの運営には名だたるIT企業で働いているプロボノの方々が参加しています。その方々はフルタイムで開発に関わっているわけではないですが、さまざまな助言をくださっており、もっと役に立ちたいと思っている方ばかりです。プロボノの方々、そして子どもたちの支援に携わっているメンバーと議論しながら、Mexとそのシステム自体を発展させていくための業務を、担っていただきたいと思っています。

──現在は森山さんが技術統括を兼任されているとのことですが、どのような醍醐味や難しさがありますか。

自分のスキルや経験が、悩み苦しんでいる子どもたちの役に立つ。このようなプロジェクトに民間企業で携われる機会は、実は多くはないと聞きます。そのため、自らの経験や知見をこの領域の課題解決に生かしたいという方にとってはとても良い機会だと考えています。

また、社会貢献への高い意欲を持ちながら活動をしていると、多くの企業やプロボノの方々が支援の申し出をしてくれます。こうした支援に対して、人員不足などもあり、十分に連携しきれていないもどかしさを感じることもありますが、業種を超えた企業やプロボノの方々とコラボレーションできることは、NPOならではの魅力ではないでしょうか。

難しいと思うことは、子どものためのサービスなので、ビジネスとは異なる観点での判断が必要になることです。「技術的にはこのやり方がベストだけれども、子どもの目線に立つと遂行できない」という壁の前で、落とし所を探す粘り強さが求められるでしょう。

──どのような方が技術統括に適任だと思われますか。

Webサービスの開発経験者で、サービスの運営やマネジメント経験のある方を歓迎します。Mexが扱っているエンジニアリングは、高度な技術を活用しているわけではないので、深い専門的な知識よりもWebサービスに関する幅広い知見がある方が望ましいです。マインド面では、過去のやり方にとらわれることなく、柔軟性を持って取り組める方が向いていると思います。また、少ないメンバーで運用しているので、一から全てを自分で開発するよりも、既存のツールを活用して開発を進めていただける方ですと嬉しいです。

前例にとらわれない挑戦が求められるファンドレイジング

──ファンドレイジングの業務について詳しく教えてください。

寄付文化が定着していない日本では、前例にとらわれない挑戦が必要になります。現在はマーケティングの視点からオンラインでのコミュニケーションを設計したり、経営者が集まるロータリークラブやコミュニティーなどに働きかけたりしています。

今回ファンドレイジングとして入っていただける方には、最初は資料作成等のサポートから始めていただき、ゆくゆくは今まで私が行ってきた「挑戦」の領域をお任せしたいと考えています。

──ファンドレイジングの業務には、どのような醍醐味や難しさがあるのでしょうか。

日本の産業を支えている経営者の方などとお話しできるのは大変刺激的です。また、不景気になると寄付予算は真っ先に削られる対象になるので、景気の動向も肌で感じられます。

一方で悩ましいのは、寄付していただく先からわかりやすい活動成果を求められるということです。以前、アメリカにおいて活動成果のわかりやすさが重視され、成果の数値化などが進んだことで、簡単に成果が出しやすい活動にしか寄付が集まらないという問題が起こりました。

今日本ではこうしたわかりやすい成果を求められる傾向にありますが、それでは本当に困っている子どもたちに手を差し伸べるのは難しいです。成果が出しづらい領域において、「ないがしろ」にされてしまう子どもたちにも支援が集まるにはどうしたらよいか、「答え」のないところに挑戦していただける方に参画していただけると嬉しいです。

──どのような方がファンドレイジングに適任だと思われますか。

すでに述べたように、3keysは行政がまだ支援できていない領域において、支援の仕組み作りをするためにファンドレイジングを行い、行政が制度化・予算化してくれるまでの応援者を募り続けているので、新規事業の資金調達に似ています。

エンゼル投資家やVC(ベンチャーキャピタル)と交渉したことがある方であれば、ご経験をそのまま生かせるでしょう。ですが、これらの経験のあるスタッフが多いわけではありませんので、営業経験者、なかでも有形商材より無形商材の営業経験がある方やマーケターの方も適任だと思います。

また、ファンドレイジングのポジションについてはポテンシャルを重視したいと考えています。課題解決力や巻き込む力がある方であれば、社会人1〜2年目の方にもぜひご応募いただきたいです。

これまでNPO業界内でファンドレイジングによる大きな成果を出したというケースは多くないため、大きな資金調達を成功させた際には業界からの注目度も高くなるので、将来独立を考えている方にとっても魅力的なポジションではないでしょうか。

──最後に、この記事を読んでいる方に向けて、メッセージをお願いします。

日本では子どもたちを育む活動に対して公的な予算の割り当てが十分とはいえず、ボランティア活動や地域活動で補ってきました。しかし、これらの活動を支えてきた専業主婦の方が年々減っており、現在、多くは高齢者の方が担っているものの、サポート体制が万全とは言えないのが現状です。特に、子どもたちへの支援は、成果につながるまでに長い年月がかかる場合もあります。また、虐待、自傷行為、性暴力の被害など、子どもたちが抱える問題は非常に深刻なこともあり、子どもたちの支援を地域やボランティアの方々にだけ任せるのではなく、社会全体で支えていきたいと考えています。

だからこそ、行政やボランティアの手が届かない領域を3keysが担い、さまざまな価値を発揮していくことが非常に期待されています。また、約10年前の設立当時に比べて社会問題に関心を持つ方や企業が圧倒的に増えているという背景もあり、私たちが「こうしましょう」と答えを出すフェーズに来ているとも考えています。

そのため社会の誰もが参加しやすくて、子どもたちのためにもなる「答え」を、候補者のみなさんと一緒につくっていけたらと思います。

募集職種

  • 【副業/兼業】技術顧問
    • CTO・CIO 事業企画・事業統括 経営企画・経営戦略
    • 東京都

    【募集背景】 当法人は「生まれ育った環境によって子どもの権利が保障されない子どもたちをゼロにする」をミッションに、さまざまな事業を展開しています。なかでも10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」は、昨年度100万人もの方に利用していただいた実績があります。頼れる人がいない10代が今どんなことに悩み、どんな助けを必要としているのか、膨大なデータが集まるようになりました。今後はこのビッグデータを活用して、子どもの支援の底上げをしていきたいと考えています。そこで技術顧問として下記業務をお任せできる方を募集します。 【業務内容】 当法人の技術顧問として、経営面から見た技術的な支援と意思決定をお任せしたいと考えています。 【業務内容詳細】 ・経営に係る技術的な意思決定 ・新規・既存サービスの設計・要件定義および実装に関する助言 ・プロジェクトの進行管理

  • 【技術統括責任者】
    • SE(Web・オープン系) プロジェクトマネージャー(Web・オープン系) プロジェクトリーダー(Web・オープン系)
    • 東京都

    【募集背景】 10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」の役割として、子どもたちの多大な情報を分析し適切なサイトを作ることと、支援機関情報を適切に管理し常に審査できるような管理体制を作ることが求められています。現在は技術統括も代表が兼任している状況ですが、Mex(ミークス)の利用者が100万人に達したため、より高度なスキルと専門的な知見を活かした支援策の展開が必要であると感じています。これらのビッグデータを運用して、様々なツールを組み合わせたり、組み合わせたツールを当法人にあった形で運用したり、これまで実現できなかった支援サービスを開発するための施策を考え、実行できる方を募集します。 【仕事内容】 10代向け支援サービス検索・相談サイト「Mex(ミークス)」のUI/UX改善を中心とした以下の業務に携わっていただきます。 【仕事内容詳細】 ・既存サービスシステム「Mex(ミークス)」のUI/UX改善 ・既存サイト、オウンドメディアの企画・仕様設計 ・新規コンテンツの企画・仕様設計 ・事業目的に沿ったITツールの選定~発注までの一連業務 ・メディア開発チームやプロボノのマネジメント

  • 【ファンドレイザー】
    • 法人営業 営業企画 営業事務・アシスタント
    • 東京都

    【募集背景】 新規事業の資金調達は代表自ら担ってきましたが、分かりやすく成果の出る事業が寄附対象として注目されやすいと実感しています。一方で、子どもたちを対象とした支援事業は、成果が出にくいばかりでなく見えにくいものが多いですが、だからといって蔑ろにされて良い子どもたちは居ません。今後も継続して支援を続けていくため、既存の方法に捉われない新しいファンドレイジングの方法を一緒に考え、挑戦できる方を探しています。 【仕事内容】 主に新規事業における寄付者の拡大を中心としたファンドレイジングに関連する業務をお任せします。最初は代表のサポートとして、提案資料を作成することからでも構いません。徐々に実務を経験して頂くなかで、最終的に寄付獲得のための戦略立案から遂行までを一貫して行っていただきたいと思います。 ご経験やスキルに応じて、戦略立案から携わって頂く場合もあります。 【仕事内容詳細】 ・主に新規事業における寄付者拡大のための戦略構築 ・ご支援いただいている企業・団体連携の強化 ・NPOへの支援に関心のある企業や団体の開拓

  • 【編集・ライター】
    • Webコンテンツ企画・編集・ライティング 編集 記者・ライター
    • 東京都

    【募集背景】 3keysでは、子どもたちへの支援だけでなく、大人に向けて子どもたちの現状を正しく知ってもらう活動も大切にしています。特に、家庭内のことや、社会構造の中での歪みは、現場にいると強く実感しますが、生活をしている中ではなかなか感じづらいものだったりもします。そういったことを、記事として発信していく方を募集しています。子どもたちの現状、社会の現状を正しく伝えるために、これまでの経験を活かせる方を募集しています。 【仕事内容】 現場のことや、その背景にある社会の現状、3keysの思いなどを、ライティングしたり、全体の編集を行う作業になります。編集責任者として、3keysの大人向けに発信するあらゆる文章の管理・校正も行います。 【仕事内容詳細】 ・現場や社会の現状、3keysの思いなどのライティング ・3keysが配信する、オンライン記事、メールマガジン、リーフレットや機関誌の編集・校正責任 ・経験によっては、子ども向けの記事のライティング・編集・校正なども

転職が決まりご報告いただいた方にはお祝いを用意しております。

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