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公益財団法人日本サッカー協会

サッカー業界の変革を担う、JFAの人事部長を募集

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを理念とする公益財団法人日本サッカー協会(JFA)。今回は、組織作りを主導する人事部長を募集するにあたり、さまざまな企業でCOOやCEOを歴任されたプロ経営者で、2018年3月に専務理事に就任した須原清貴氏にお話を伺いました。

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募集期間:2018年9月4日(火)〜 2018年10月1日(月)

本ページの求人は、「プレミアムステージ」をご利用でなくても、ビズリーチ会員であればどなたでも応募が可能です。

プロ経営者・須原氏のサッカー界への「恩返し」

波乱に満ちたプロ経営者としての歩み

大学卒業後、最初に入社した企業は住友商事でした。就職活動をしていたときは、将来的に父親のビジネスを継ぐという考えを持っていました。そこから逆算して、ビジネスのノウハウを学ぶために総合商社に入ることを決めていました。数ある総合商社のなかから住友商事を選んだのは、「売上高÷従業員数」の値が最も高かったから、つまりより多くのビジネスの経験を積めると考えたからです。入社当時はすぐに独立するつもりでいましたが、気付いたら10年間働いていました。

MBAを取得後、ボストン コンサルティングへ転職しました。約2年間働きましたが、私はとにかくコンサルに向いていませんでした。今振り返れば、東京事務所史上一の落第生だったと思います。華々しい経歴と言っていただくことがありますが、たくさんの苦労を積み重ね、悔しい思いをしながら、一歩ずつビジネスの道を歩んできたわけです。

ボストン コンサルティングを退職後、住友商事時代にお世話になった先輩とCFOカレッジを立ち上げ社長に就任、その後、GABAの社長からお声がけをいただき、教育の分野に興味があったためCOOとして入社しました。よく「社長になるにはどうすればよいか」と聞かれることがありますが、私は「なればいい」と答えます。会社を作るのはとても簡単ですから。しかし、経営者として会社を回していくのは、やはり簡単ではありません。私は、GABAの経営を軌道に乗せることができずに解任されてしまいました。その後は、キンコーズ・ジャパン、ベネッセ、ドミノ・ピザ ジャパンといった会社を、経営者として回っていくことになります。

決して順風満帆とはいえない経営者人生だと思いますが、濃密な経験を重ねるなかで、経営者としての胆力とビジネスマインドを身につけることができました。とはいえ、経営者は四六時中、ビジネスのことばかりを考えていなくてはいけません。そうしたなかで、ふと仕事のことを忘れさせてくれる存在、それがサッカーでした。

人生を豊かにしてくれたサッカーへの「恩返し」

最初にお伝えしておくと、私はサッカーが得意ではありませんでした。学生時代、サッカーの授業がある期間だけ体育の成績が悪くなっていたくらいです。サッカーという競技に深く携わるようになったのは、息子のサッカークラブの「お父さんコーチ」を担うようになってからでした。それをきっかけに審判員の資格も取りました。

私は長い間、経営者としての人生を必死に歩んできました。その一方で、審判員としてサッカーに携わるようになってから、自分の人生がとても豊かになったと感じています。フィールドに立っているときだけは、ビジネスのことを忘れて、最高にエキサイティングな体験ができる。そしてサッカーを通して、本当に良い仲間たちに出会えました。私はいつも、彼らから大きな刺激をもらっています。

ご縁があり、JFAの審判委員会に携わらせていただき、その後に理事を2年間務めたタイミングで、会長の田嶋から「専務理事として一緒にやらないか」と声をかけてもらいました。これまでビジネスとしてサッカーに携わったことはありませんでしたが、自分の人生を豊かにしてくれたサッカーへ恩返しをするタイミングだと思い、オファーを受けました。

事業会社と異なる「公益財団法人」としての働き方

この3月から専務理事を務めるなかで、JFAという組織で働くとはどういうことであるかを知りました。私はこれまで数々の事業会社の経営に携わってきましたが、事業会社と公益財団法人であるJFAをそのまま比較することはできません。

たしかに、事業会社と比べると、JFAの「できていること」「できていないこと」が浮き彫りになります。しかし私たちは、事業会社からすると「できていないこと」を、あえて受け入れなければならないこともあります。なぜなら、私たちが統括する組織はとても多く、その数だけの「正義」があるからです。例えば、酷暑のなかであってもチームを強くするために練習をするという「正義」があれば、プレーヤーの健康を考慮して練習を控えるという「正義」もあります。業界のリーダーであるJFAには、それぞれの「正義」を結ぶようなロジックを生み出し、実行に移すことが求められます。

JFAは、FIFA(国際サッカー連盟)から認められている、日本のサッカー界を統括する唯一の組織です。しかし、一緒に活動するリーグや連盟といった仲間たちに対して、絶対的な指揮命令権があるわけではありません。丁寧にコミュニケーションを取り、それぞれの背景を理解しながら、みんなで同じビジョンの実現に向けて歩んでいく。それは、とても時間がかかることですが、私はそのプロセスで妥協するべきではないと思います。

その一方で、サッカーを取り巻く環境は劇的に変化しています。新しいテクノロジーが生まれ、人々がサッカーに抱く思いや期待は、毎日のように変わり続けます。そのスピードに遅れることは絶対に許されません。私たちのステークホルダーがJFAに何を期待しているか、それを的確に見極めて、迅速に対応していく。関わる組織の数が多いからといって、それを言い訳にはできません。

JFAとして、日本サッカー界の改革をスピーディーに行わなければならない。しかし、現場に落とし込むときは、ゆっくり時間をかけて、丁寧にコミュニケーションを取りながら進める。その矛盾と向き合いながら、一歩ずつ前進し続ける。そうした働き方が、公益財団法人であるJFAのメンバーには求められます。

日本サッカー界を変革する“経営者的”人事部長を求む

JFAの人事部長が果たすべき役割とは

JFAには、それを達成すれば世間から評価されるというシンプルなKPIがありません。例えば、今年のワールドカップでは、人々の予想を覆して日本代表がベスト16に入りました。私としては、代表チームの選手とスタッフを心から誇りに思います。しかし、日本代表が世界で活躍することは、私たちが達成すべき数ある目標の一つでしかありません。私たちが向き合っているのは、プロの選手だけではなく、サッカーを愛する全ての人々です。プロを目指して懸命に練習する人がいれば、趣味としてプレーする人もいます。携わり方はさまざまですが、サッカーを楽しむ全ての人を幸せにする環境を作り上げることこそが、JFAの大事な仕事です。

サッカーに携わる全ての人、それぞれのストーリーを描きながら働かなければならないJFAにとって、理念、ビジョン、バリューを組織内で共有することはとても重要です。私たちは「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を掲げています。会長の田嶋は、これまで以上にこの理念を浸透させることで、強い組織を作ろうとしています。

そしていうまでもなく、理念、ビジョンを共有し、自らバリューを体現しながら組織を作っていくのが人事部です。人事部の大事な仕事は、どういった人材が必要か要件を定義しながら、中にいるメンバーを育成して、外部から優秀な人材を採用すること。そのために、いくつものプラットフォームをゼロからデザインして機能させていかなければなりません。人事評価制度を例に挙げていえば、単に他の組織で使われているものをトレースするのではなく、私たちが実現すべきビジョンから逆算して、評価項目を設定することが求められます。ここでも重要になるのは、JFAメンバー一人ひとりのストーリーを描く力であるといえるでしょう。また、JFAには、優秀な人材が数多く集まっています。そうした人たちの力を引き出す制度を設計することも、今回募集を行う人事部長の役割です。

そういった意味では、私たちが求めているのは、単純な人事のスペシャリストではありません。重視するのは、その人の仕事、ビジネスに対する考え方が、いかに“経営者的”であるかということです。

JFAの仕事は、事業会社と同じものさしでは測れません。また、数多くの組織が複雑に関わるなかでスマートな意思決定をする必要があります。既存のやり方では通用しない局面と、日々向き合い続けなければならないのです。

まずは日本サッカー界の現状を理解して受け入れる。そのうえで、JFAのビジョンを実現するための組織を自らが最前線に立って構築していく。私たちが求めているのは、これまでに圧倒的な当事者意識を持って事業にコミットしてきた方、つまり、“経営者的”視点を持つ人事経験者であるといえます。

私がこれまで出会ってきた人たちを振り返ると、数々の修羅場をかいくぐってきた人は、“経営者的”な力を備えており、やはり強いです。経営者のような高い視座と問題解決能力が備わっていれば、JFAを、日本サッカー界をよりリードできる組織へと成長させていけると思います。

例えば、人事の経験はなくても、人材業界において経営に近いポジションでビジネスに携わってきた方であれば、ぜひお会いしたいと考えています。労務や法務といった領域の専門知識やスキルをお持ちでなければ、自ら各領域のプロフェッショナルを集めてチームを作ってくれることを期待しています。

ビジネスプロフェッショナルの力で日本サッカー界を変える

JFAは、日本サッカー界の伝統を守りつつ、時代の流れに合わせて変革を起こせる組織でなければなりません。時には、その二つの命題が二律背反となることもあります。しかし、その矛盾を乗り越えなければ、私たちは業界のリーダーとしての役割を果たすことができません。

私は企業経営も同じだと考えています。長期の業績と短期の結果は常に矛盾しますが、それに向き合い戦い続けなければ、ビジネスの世界においても成功を収められません。

今回募集する“経営者的”視点を持つビジネスプロフェッショナルの方には、人事部長としてJFAという組織、および日本サッカー界の改革に全力で取り組んでいただきます。

実は既に、JFAの職員たちが改革に着手してくれています。例えば今夏に出した熱中症に関する通達ですが、JFAは2年前に熱中症対策ガイドラインを策定し、酷暑という特定の状況下で、「大会の試合を消化しなくてもよい」という通達を現場に出しています。大会のスケジュールを組み、試合の開催を現場に指示しているのはJFA自身ですから、これはとても画期的なことです。この試みは、プレーヤーの健康面を第一に考慮したものです。しかし結果的には、酷暑を避けて一つひとつの試合のクオリティーを担保することで、長期的には日本のサッカーチームが強くなると考えています。2年前は現場からの反発が大きかったのですが、今年は歴史的な酷暑ということもあり、あらためて出した通達をスムーズに受け入れてもらえました。この暑さを実感し危険性を発信することで、一つの改革に成功したといえるかもしれません。

このようにして、JFAは一つずつ改革を実現していきます。実際に担当したのは職員たちで、私はタイムリーな発信ができるように背中を押しただけです。世の中うまくいかないことばかり、仕事は失敗することばかりです。だからこそ私の仕事は、仲間たちがどんどんチャレンジできる環境を作ることだと思っています。

変革を起こしていくうえでは、もちろん反発もあるでしょう。しかし、一歩踏み出さなければいつまでたっても状況は変わりません。私は、長い時間をかけてでも、日本のサッカー界を少しずつより良い方向へ変えていくつもりです。私たちと一緒に変革に挑む覚悟のある方には、ぜひチャレンジしていただきたいです。

公益財団法人日本サッカー協会 専務理事/須原 清貴

募集職種

  • 【JFA公募求人】人事部長
    • 採用 人材開発・人材育成・研修 労務・給与
    • 東京都

    我々日本サッカー協会(JFA)は、日本のサッカーを統括する唯一の組織です。 サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献することを事業の目的として活動しています。 具体的には、日本のサッカーの中核をなす「日本代表の強化」から「グラスルーツの推進」まで、老若男女、障がい者を含めた、サッカーをプレーする人、それを支え応援する人、他にも多くのサッカーに関わる人がスポーツを楽しめる、広い裾野の拡大を目指しています。 約200名の事務局職員や専門委員会、関連団体とともに、競技会や各種フェスティバルの開催、サッカー選手・指導者や審判員の育成、国際渉外活動など幅広い活動を実施しています。 現在、当協会では今後の日本サッカー界の更なる飛躍と発展を推し進めていくため、大規模な組織改革に着手しており、そのために人事部門を強化し新たに「人事部」として独立させようと考えています。 今回の募集は、新設する「人事部」の部長としてプロフェッショナルな人材を求めています。 【業務内容】 人事業務全般の企画立案、組織構築、採用・運営をお任せします。 【業務詳細】 ・人事企画 ・組織活性化(経営層と職員との意思疎通支援や働きやすい環境整備等) ・人員配置 ・制度設計 ・就業規則改訂

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