
Spiber株式会社
- 取締役兼代表執行役 関山和秀
山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1
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- 資本金 60,300百万円
- 会社規模 101-500人
- バイオ 素材
会社概要
【設立年月日】2007年9月26日
【代表者】取締役兼代表執行役 関山和秀
【資本金】603億円(資本剰余金含む)
【従業員数】302名(2023年4月)
【本社所在地】山形県鶴岡市覚岸寺字水上234番地1
【事業内容】
■新世代バイオ素材開発
2007年9月に設立されたSpiber株式会社は、山形県鶴岡市に本社を置くバイオテクノロジーのベンチャー企業で、「人類の持続可能なウェルビーイングに貢献する」ことを存在意義としています。当社の究極の目標は、全人類にとって持続可能な幸福の実現に貢献することです。そのために、気候変動、資源枯渇、環境汚染など、現在、社会を脅かしている地球規模の課題に対して、私たちの事業活動を通じてソリューションを提供したいと考えています。
Spiberは最先端の合成生物学、高分子科学、材料科学を駆使して、新しいタンパク質素材「Brewed Protein™」を開発し、社会の循環型経済への移行に役立つソリューションを提案します。Brewed Protein素材は、Spiber独自の発酵(ブリューイング)プロセスによって製造されるタンパク質ベースの繊維やフィルムなどのポリマー素材です。植物由来の糖類を主原料とするため、動物性素材やプラスチック素材を使用しない、従来品に代わる素材を求める市場ニーズに対して新たなソリューションとなる可能性を秘めています。分子レベルから材料設計を最適化できるSpiber独自の技術プラットフォームにより、Brewed Protein素材はユニークでカスタマイズ可能な性質を持ち、さまざまな産業分野の幅広い用途におけるニーズに応じて、その特性や機能性を付与することができます。
【弊社アピールポイント】
Spiberは、自らの社会に対する貢献度を最大化したいという生き方を選択し、それを実現するためにSpiberで力を合わせることが最も合理的であると考えるに至った人たちの集まりです。そのメンバーは、自主独立した人間、つまり、自分の頭で考え、自分の意思と責任で物事を成し遂げていくことのできる人たちです。自主独立した個人の集まりであるからこそ、極めて思いやりのある人間的なチームであり、お互いが強い信頼関係で繋がっています。そのため、社内の様々な仕組みが性善説に基づいて設計されており、組織体制は極めてフラットで、個人に大きな自由と権限、そして責任があります。
それを象徴するのがユニークな給与制度です。Spiberでは役員を含む全ての社員の給与が公開性であり、自分の給与を自分で決定しています。その根底には、自主独立の精神があります。給与制度は、いわば会社延いては社会における限られた資源の分配方法です。ひとりひとりが様々な観点で自分が受け取るべき適切な配分量を考えます。社会における資源の総量である財務状況を理解した上で、人件費にどのくらいの資源を割くべきなのか、その中で自分に対する配分はどのくらいが適切なのかを考えるだけでなく、投資家から見た納得性、地域の人たちから見た納得性、チームメイトから見た納得性、自分自身の納得性などを熟考し、自分の意思と責任において給与を自ら決定します。
このシステムが破綻することなくうまく機能している事実は、Spiberのメンバーひとりひとりの自主独立性の高さ、社会におけるバランス感覚の良さを示しているといえるでしょう。そのようなメンバーたちが、困難に想像力と勇気を持って挑み乗り越えていくという自我作古の文化を生み出し、必然的に大きな事業上の成果に繋がっています。この素晴らしいメンバーひとりひとりがSpiberの競争力の源泉であり、誇りです。