会社概要
■設立年月
2020年4月
■累計調達額
約34億以上
■事業内容
医療×DXをテーマにオンライン診療を活用したデジタルネイティブなクリニックの立上げ/グロースを支援
●事業を行う理由
1 医療サービスにおける様々な課題を解決したい
事業を行う唯一にして最大の目的は「課題解決」だと思います。病院やクリニックでの治療には、
⑴病院にいく「面倒くさい」待たされるのが「辛い」
⑵病院にいく「恥ずかしい」
⑶病院での「治療費が高い」
⑷病院にいく「怖い」(コロナ禍に発生したインサイト)
etc...
など様々な課題が存在します。テクノロジーを駆使しDXを前提とした医療提供体制を構築すれば、上記の課題の多くを解決していくことができると考えます。
2 オンライン診療普及のダイナミズム
4/10に政府が発表した「初回オンライン診療の解禁」※1。この規制緩和によってこれまでは実現が難しかったオンライン完結型の医療行為が可能となりました※2。「来院」という様々な制約が伴う行為が必要となくなり、スマホさえあればいつでもどこでも簡単に医療行為が受けられる時代になったと言えます。短期的にはこの初診解禁の規制緩和は再度規制強化される可能性はありますが、欧米各国の現状も踏まえると、このオンライン診療の爆発的な普及とそれらが医療プロセスもしくは医療経営そのものに与えるダイナミズムは不可逆的なものであると確信しております。この大きな転換点の時代において、1で示した課題解決ができる環境が整ったと捉えております。
※1 現時点ではコロナ禍の特例的対応として認められています
※2 対面での診療も行える体制構築が前提です
●どうやっているのか
▽診療カテゴリ
初期フェーズ(1~3年)は自由診療領域にフォーカス
▽自由診療領域にフォーカスする理由
医療業界の中でも自由診療の領域の治療はとくに上記であげた課題の⑵と⑶の課題解決の意義が大きいと考えます。性病の治療や、EDの治療、妊活の治療、肥満防止の治療、避妊の治療、禁煙の治療、AGAの治療など、人間の「コンプレックス」と紐づく自由診療はそもそも来院するのが「恥ずかしい」というインサイトが存在します。
また、もちろん全てのクリニック様がそうとは限りませんが、非効率な店舗経営、受付スタッフやカウンセリングスタッフの無駄な雇用、不透明な医療プロセスゆえに、患者はクリニック内の個室に半ば強引に閉じ込められ、医師の言いなりに近い状態で、極めて高額な治療費を支払わざるを得ないケースも少なくないことも事実です。そのようなある種の「怪しさ/きな臭さ」すら感じられるこの自由診療の闇に光を照らし、業界全体を健全なイメージへと進化させ新たな顧客の創造に貢献したい、このような理由・想いから弊社では、初期フェーズにおいてはその存在意義が大きい自由診療領域に集中し、事業を展開していく戦略/計画です。
▽段階的なカテゴリ拡張
自由診療での課題解決をもって健全/堅牢なキャッシュフローを構築し段階的に保険診療の分野にまで展開/拡張していく予定です。
▽目指すは医療業界のSPAモデル
クリニック/病院支援事業を通してお客様との接面積を最大化した上で、支援先の病院で処方する「薬」を自前で開発・販売する製薬メーカーにまで展開していくことが中期のビジョンです。医療プロセスのデジタル化から薬の開発・販売の最適化までを一気通貫してバリューチェーンを統合することで、いわゆる医療業界のSPAモデルを確立し、最終消費者としてのお客様に最高の医療体験を届けていくことが、当社として取り組んでいきたい挑戦です。